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海苔船のペーパークラフト

(『大田区立郷土博物館』のつづき)

FI2617674_1E.jpg大田区立郷土博物館で購入した、5枚組みのペーパークラフトのうち、「海苔親船」を組んでみました。

楽しみながら組んだものの、いざ仕上がったものを前にしてみると、やはり自分の不器用さを呪いたくなるような出来…(涙)。こちらに載せるべきかどうか、考え込んでしまったのですが、恥をしのんでご覧に入れます…。

組み立ての上で、自分なりに、注意した点をいくつか。
折り曲げ指定の線として、点線が印刷してあり、そのまま組むと外見が点線だらけになってしまうので、ディテールが印刷してある箇所以外は、なるべく裏返して組むようにしました。点線が出てしまう部分は、少し荒めのサンドペーパーを筒にして、なでるようにこすって消すと、よいと思います。
接着剤は、いくつか試してみて、事務用の口紅タイプ糊を使いました。紙が割と薄手なことから、水気のあるものでは、紙がたわんでしまうと思い、セメダインCも試したのですが、乾いてもあまりカサが減らず、乾燥が速すぎて位置合わせが難しいようです。

…まあ、いろいろとこだわってはみたものの、差し板(船べり)が、ご覧のとおりへろへろになってしまい、だらしのない姿になってしまったのですから、何をか言わんやです(泣)。

FI2617674_2E.jpgこのペーパークラフト、前述のとおり5枚組みで売られています。和船は、中・小のベカと、海苔親船の3種。
飛行機は「玉井式日本号」という複葉水上機、それに、昭和13年に長距離周回飛行の世界記録を樹立した、「航研機」の2種。飛行機は二機とも、大田区にゆかりの深いものです。

色上質紙のベージュが、和船の木の色や、布張り飛行機の色のイメージにピッタリで、一色刷りながら、なかなか良い雰囲気です。「航研機」だけ、白地に二色刷りなのは、この飛行機が、真紅の翼をトレードマークにしていたからでしょう。

いずれも、由来やスペックなどの詳しい説明が付いており、説明部分は折り曲げて、ディスプレイすることもできます。
用紙だけでなく、ディテールや構造にも、相当こだわって設計されているので、決して組みやすい構造ではないものの、うまく完成したときの喜びは、格別でしょう。
題材の珍しさや、細部のこだわりぶりに、企画・設計した方の、情熱を見る想いがします。

情けない結果に終わりましたが、久しぶりに軽工作を楽しみました。皆さんもいかがでしょうか。

(この項おわり)

樟脳舟

FI2617489_1E.jpg(『長瀞渓流下り…2』のつづき)
岩畳で舟を下り、名物のお饅頭を食べながら、長瀞駅に至る、土産物屋街をぶらぶら散策。どの店の軒先にも、ツバメの巣があり、ヒナたちが可愛らしい顔を並べているのが印象的でした。

街外れまで来ると、小ぎれいなおもちゃ屋さんがあり、ブリキのおもちゃが並ぶ店内を拝見していると、なんと樟脳舟のセットを発見。
「長瀞みやげ」と書かれているところが、にくいじゃないですか。神社の縁日で、いなせなテキヤの兄さんが、ホーロー引きのバットに薄く水をはり、くるくると樟脳舟を動かして見せていた、子供のころが思い出されました。もちろん即決で購入。

一見、ずいぶん前の在庫のようでしたが、私の子供のころと、さほど変わらない値段で売ってくださり、かえって恐縮してしまいました。

FI2617489_2E.jpg上の写真の、左の袋の中に入っていた、樟脳舟船隊(?)です。

フラッグシップたる、一番大きな屋形船(??)のボリューム感が嬉しくなるほど、小さな舟ばかりですが、和式の一枚帆あり、ジブとメインを掲げたヨットあり、さらに水鳥さん(???)まで入っているというサービスぶり。
水鳥さんの左、パイプをつぶしたような、上部構造(でもなんでもない?)のついた最小の舟は、何を表現しているのでしょう?!(ハテナが多くなってしまいましたが…)

派手なようでいて、セルロイド独特の、やわらかな色合いが目に優しく、素朴な外観と相増して、ホッとした気分にさせられました。
同じ合成樹脂でも、スチロール系などのプラとは、質感が全く異なります。

FI2617489_3E.jpg二つ折りで入っていた説明書も、簡にして要というか、あっさりしていますね。

子供のころの経験では、ナフタリンでも走ったような気がするのですが。ただ、本物の樟脳と比べて、油分の拡散が弱いのか、よく走らなかったのを憶えています。

ガラスや陶器の方がよく走る、というアドバイスも的確です。塩ビやプラの容器では、製造時、金型から抜くための離型剤が残っていることが多いため、油分が水面に広がりやすいことを、指しているのでしょう。

新聞紙で水面の油分を取る、という下りも懐かしいですね。昔は、湯船の湯をそんなに換えなかったので、新聞紙を浮かせてから、そーっとはがし、水面の垢やホコリを取り除いたものでした…。

(この項おわり)

アクアプレイで遊ぶ…3

FI2283080_0E.jpg(『アクアプレイで遊ぶ…2』のつづき)
…さて、ここからは無粋なオトナの時間です(笑)。

以前、衝動買いして、一回動かしただけでお蔵入りとなっていた、増田屋の「ラジコン潜水艦」。潜水艦と言うより、深海調査艇のような風貌ではありますが。
手の平サイズの可愛らしい船体ですから、アクアプレイで走らせて遊ぶには、もってこいの大きさですね。

FI2283080_1E.jpgごらんのとおり、今回組み立てた小規模な水路ですら、雄大な航行が楽しめそうな(?)小ささではあります。こうして見ると、なんだかフナムシが這っているようですね…。

この潜水艇は、前進をかけると潜航するしくみですので、水に浮かべると、どうしても前のめりの姿勢で浮かんでしまいます。お尻に重りを入れたりして、水平に浮かせようと思ったら、今度は着底したまま、浮かび上がってきません…。
しかたなく、水底をいざっての水路行となりました。曲線にあわせて、チョイ、チョイと舵をとるのは、湯船で動かす味気なさを考えると、とても楽しいものです。

FI2283080_2E.jpgせっかく来たのだから(?)閘門通過も…と行きたいところですが、浮上できませんから、自力航行できるのは、閘室に入るところまで。注水しても、ひとりでに潜航深度が増してゆくだけ(笑)の、情けないありさまです。

なんだか哀れになり、このあとつまみ上げて閘室を脱出させ、無事閘門通過を果たさせてやりました。
この潜水艇、このまま使うのもいいですが、自作した船体に、水中モーターのような、動力ユニットとして取り付けて使うなど、改造のネタとしたほうが、より楽しめるように思えました。ヒマだった子供のころ、コレがあったら、きっとやっきになって改造に励んでいたでしょうね…。

FI2283080_3E.jpg蒐集しているわけではないのですが、コンビニなどで売っている、いわゆる食玩のたぐいで、フネ好きとしては見逃せないのが「世界の艦船」と銘打ったシリーズです。
結構なディテールのスケールモデルながら、小型の水中モーターを当てると、取り付けて走らせることができるのがミソで、仕事帰りに一つづつ買い求め、いくつかのフネとモーターが集まりました。

写真は深海調査艇・アルヴィンに、水中モーターを取り付けて走らせているところです。
船体のせいか、プロペラを後ろにした正しい位置で、モーターを付けると舵効きが悪く、バランスもよくないので、反対向きに取り付けてペラを逆転させたら、調子よく周回してくれるようになりました。

FI2283080_4E.jpgこれは海上保安庁の調査艇「しんかい」です。ごらんのとおり、かなり大きめのモデルですので、喫水が心配でしたが、案の定底につかえてしまいました。
水中モーターを、船底にぶら下げるこの種の模型は、走らせられるものが、限られるかもしれません。

お風呂の湯舟くらいしかフィールドのなかった、この種の動く模型がお好きな方たちにとっては、福音と言っては大げさですが、少なくとも遊びの幅が、広がるのではないでしょうか。
閘門はともかく、直線や曲線の樋(?)だけ仲間同士でたくさん買い揃えて(残念ながら、品切れのようですが…)、小型モーターライズ模型のミーティングをするのも、楽しいでしょうね。

オトナの邪道な使用法(笑)はともかく、素材や構造の安全性、面白さともに言うことなしのアクアプレイ、お子さんのおられるご家庭はもとより、フネ好きのお父さんにも、広くお奨めできるオモチャとして、声を大にして宣伝いたします!

アクアプレイで遊ぶ…2

FI2281269_0E.jpg(『アクアプレイで遊ぶ…1』のつづき)
ではでは、ささやかな閘門の旅に出発いたしましょう。
下流側の、大きい扉を持ち上げて、タグボートを閘室内に進入させ、扉を堅く閉めます。次に、上流側の扉を細めに開けて、いよいよ注水開始!!
いや~、楽しいです!頬が緩んでしまいますよ…。注水時、水が細めに流れ込むように、上流側戸当たりの底部に溝が切ってあるのも、にくい配慮じゃないですか!
ここは一度にガバッと注水するよりも、流量を抑えて、じりじりと、時間をかけた注水を楽しみたいものです。

上流側たるポンドは小さく、注水を開始するとみるみる水位が下がって、通船不能(笑)になりますから、反対側の閘室にポンプをすえつけて、ガッポンガッポンと揚水してやりましょう。

FI2281269_1E.jpg上流側扉を開けて、船がポンドに入りました。第一閘門通過完了です!
まだ、第二閘門を通って、降りる楽しみが待っています。イヤ、一粒で二度おいしいとはこのことですね(笑)。
閘室のオーバーフローに備えて、下流側扉に、ナベの注ぎ口のような排水口が付いているのも気が利いていますね。下流側扉は一枚しかないので、第一閘門の排水が終わったら、第二閘門側に扉を移さないといけません。

なお今回は、水路の総延長が短いので、閘室とポンドに水を満たすと、水路全体の水位が、目立って低くなりました。

FI2281269_2E.jpg下流側扉を移し終わったら、ポンプも第一閘門側に移動して、揚水しつつ第二閘門への注水を開始。

ポンプでの揚水は、静かにやっているつもりでも、船が吸い寄せられ、甲板に水がかかってしまいます。船員さんには、もやいをしっかり願いたいところですが、残念ながらポンドの岸壁には、ボラードやクリートが付いていません(笑)。

水位が合致したら、上流側扉を閉じて排水開始。船上から見れば、まわりにみるみる青い壁が伸びてゆく感じがすることでしょう。下流側扉を開ければ、短くも充実した、オモチャ閘門の旅が終わります。

FI2281269_3E.jpgセット同梱のフネブネを、ご紹介しましょう。

写真上左はタグボートです。丸々と肥えた船体のラインが、以前朝潮運河で見た、超小型タグボートを思わせ、いっぺんで好きになりました。単体販売ではバージもあるようですね。
上右はコンテナ船だそうです。やはり川船風味のデザインですね。今回はできませんでしたが、セットに入っているクレーンつき岸壁で、バケット状のコンテナを、積み降ろして遊べるようにできています。
そして下はカーフェリー!買い物カゴじゃありませんよ。取っ手のように見えるものは、ブリッジを表現しているのです。こちらも同梱のフェリー桟橋で、コンテナを積んだトラックのロールオン・ロールオフをして遊ぶことができます。

いずれも水夫人形をのせて遊ぶことができるよう、キャブ(?)のスペースが設けられています。何で水夫君のかたわれが、クマさんなのかは不明ですが…。

(『アクアプレイで遊ぶ…3』につづく)

アクアプレイで遊ぶ…1

FI2277822_0E.jpg先月すでにご紹介した、スウェーデンの水路玩具「アクアプレイ」ですが、あのあと、あまりの魅力に耐え切れず、買ってしまいました。
ちなみに我が家は、まだ子供がありません…お笑い下さい。

最初は簡素なセットを買って、試しに遊んでみようと思ったのですが、残念ながら品切れとのことでしたので、「カナルロック ニューハーバー&フェリーセット」なる、大型のセットを「子供の本とおもちゃ 百町森」に注文しました。
覚悟はしていたとは言え、ごらんのとおり大きな箱が届き、やはりびっくりさせられました。

FI2277822_1E.jpg箱を開けてみて2度びっくり、詰め物の類が一切なく、パーツが複雑に組み合わされて、ぎっしりと動かないように梱包されています。ビニール包装されていたのは、船や人形など、2、3のパーツだけでした。
ポリ系の軟質な素材で、ひとつひとつの重さがないため、中で動かなくさえしておけば、破損の心配は、ないということなのでしょう。ゴミが出ないという点では、非常に助かります。

同梱の説明書にも、箱から取り出す前に、パーツのつめ方を良く観察しておくように、との注意書きがありました。事前にデジカメで撮影しておくのも、いいかもしれません。
(実は、写真は片づける際のものです…。本当はもっと、見事なまでに組み合わさっています。)

FI2277822_2E.jpg何分、水を満たして遊ぶものですから、まさか居間の床に広げるわけにも行かず、さりとてこの寒い時期は、ベランダでやるのもツライものがあります。
いきおい風呂の洗い場ということになりますが、我が家の風呂ではとても、セットの全てを広げるスペースはありません。一番の目的は、閘門遊びができることに尽きますので、ご覧の通り、ごく一部だけを組むことと相成りました…。

組み立ての前に、赤いジョイントパーツの内側の溝に合わせ、W型の断面を持つゴムパッキンを2本づつ、裏側についている両面テープで、隙間なく貼ってゆく作業があります。
これさえ丁寧に行えば、あとは削ったり、調整したりの手間もなく、パチンパチンと万事はめ込み式で、気持良く組みあがりました。

FI2277822_3E.jpg組み立てた水路を、風呂場に持って行って、水を満たしたところです。

手前のジョイント部にはめられているパーツは、パドルホイールと称する水かきで、クランクを持って回転させると、パタパタと水をかいて水流を作り、船を動かします。水かきが十字になっておらず、3枚だけで、しかも水かきのない面がトンネル状になっているため、パドルホイールをはめたままでも、船を通すことができるという優れモノです。
3歳児からの玩具ですので、モーター、ゼンマイなどの動力は、一切使わないと言うのがメーカーの理念のようです。

さて、いよいよ閘門通過を楽しむとしましょうか(イイ大人が…)。

(『アクアプレイで遊ぶ…2』につづく)