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「ポンポン大将」が見たい!

FI2617610_1E.jpgもう、十数年前の話だと思うのですが…テレビで「なつかし番組総集編」みたいな特番をやっており、見るとはなしに見ていたところ、船員服の桂小金治が写った、白黒のスチール写真が大写しになりました。

オッ、と思って見入っていたら、何枚かのスチールとともに主題歌が流れ、「ポンポン大将」という、川船の船長が主人公のドラマであること、昭和30年代に放送されたことなどが説明されました。
動画(?)はなくスチールのみで、しかも紹介の時間は、ごく短かったのですが、「川船を題材にしたドラマがあったのか!」と、胸をときめかせたことを覚えています。

なにしろ、川船どころか、海洋ものすら珍しい、わが国のテレビドラマですから、まだ水運業が盛んであった時代に、放映されていた番組とは言え、驚きました。
話が脱線しますが、唯一、リアルタイムで見た海洋もののドラマが、海上保安庁を題材にした「海風をつかまえて」(村上弘明、渡辺梓主演、テレビ東京系、毎週日曜21:00~21:54、平成3年)で、海上保安官や巡視船の活躍に熱狂(笑)したものです。
(「『海風をつかまえて』放送リスト」を参照させていただきました)

それからしばらく、「ポンポン大将」のことは忘れていたのですが、川走りに熱を上げ始めてから、そういえば…と思い出し、「写真の1枚でも見られないかしら」と検索して(『ポンポン大将』でのGoogle検索結果)みたり、本を探したりしてみたものの、断片的な情報のみで、今もって出会うことはかないません。

60年代『テレビ番組』」(60年代 懐かしの宝箱)によると、NHKで毎週日曜・18:00~18:25に放送されていたこと、昭和35年から38年まで続いた、結構な長寿番組だったことがわかりました。
また、主題歌の一部は、こちら(J-WAVE CD ONLINE『なつかしいテレビ主題歌 ベスト』)で試聴することができます。希望が湧いてくるような明るい歌で、全く見たことがないにもかかわらず、「いい番組だなァ…」と、お約束のホロリ(泣笑)。

川と船を舞台にした、下町人情劇…(らしい)。かつての水運や、船乗りの生活に興味がある者としては、ぜひ拝見しておきたいドラマです。なんとかして、見ることができないものでしょうか…。

とりあえず、次の航行からは、「ポンポン大将」の主題歌を歌いつつ、橋をくぐろうと思います!
♪今日もとおるよあ~の橋の~し~た~♪

…アブナイですか?


(隅田川、18年8月24日撮影)

岸辺を眺める

FI2617608_1E.jpg今さらではありますが…これまでご紹介した水路の写真を見ると、橋の写真がほとんどを占めており、進行方向から真横を見た写真――岸辺の風景を写したものが、あまりにも少ないことが、気にかかっていました。

理由は色々と考えられますけれど…まあ、橋が割と好きで、撮ったときに絵になりやすい(例え、簡素な桁橋であっても)というのもありますが、何より、位置の特定がしやすく、のちの記録としても、実用的であるためです。

前に、震災復興橋には、十字流や丁字流を示すため、トラス橋のような「目印の橋」が設置されていたことに触れましたが、目線の低い水面から、自分の位置をピンポイントで割り出すには、橋が最も効果的な標識であることが、実際走ってみて追体験できたわけです。

FI2617608_2E.jpgまた、人の速足くらいの速度である、デッドスローで走っていても、幅の限られた水路を進むということは、意外と気の抜けないもので、左手で舵を取りつつ、右手でカメラを構えて撮れるものが、いきおい前方の風景になってしまう、というのもあるのでしょう。

というわけで、数少ない岸辺の写真から、最近のものを2枚掲げます。ご覧のとおり貯油施設と、工場か倉庫らしい、モルタル造り風の建屋です。

いずれも、秋とはいえ、強い日差しを浴びて、ちりちりと焦げそうな風情なのに惹かれて、カメラを向けたものですが、こうして眺めていると、満潮線に貝がびっしり付いたコンクリート堤防にも、ちょっとノスタルジー?を感じている自分に、気がつきました。

子供の時分、友達の家に遊びに行き、どこかは忘れましたが、「川へ行こう」と誘われたときのこと。
細い路地を抜けて、目の前に立ちはだかる、巨大な壁に驚きつつも、友達のまねをしてよじ登り、壁の上に立った瞬間、緑色の広大な水面が、眼下に広がったときの感動と、壮快感。よじ登った護岸のコンクリートが、陽に焼けて熱かったのも気持ちがよく、護岸に座り、足をぶらぶらさせて、飽きることなく水面を眺めた想い出…。

そう言えば、前に母港としていた、三浦のマリーナにいたときも、フナムシがときどき顔を出す、湾口を望むコンクリート防波堤のうえで、日を浴びながら昼寝をするのが好きだったっけ…。

コンクリート堤防が、懐かしく、身近な存在に思えるのは、そんな原風景があったからかもしれませんね。

(平久運河、18年10月9日撮影)

理想の水路生活?

FI2617602_1E.jpg平久川、鶴歩橋の近くで見かけた、電動ホイスト付き艇庫です。(この付近については過去の記事、『干潮時にすり抜けろ!…2』参照。)

おそらく、都建設局などの、お役所が設けたものと思われますが、一人でも手軽に操作できそうな構造で、「こんな『My艇庫』があったら、面白いだろうなあ…」と思わせるような、簡潔かつこじんまりとした造作に、魅かれるものがありました。

さらに、こんな艇庫が、川べりの住居についていたら…と考えたりして、なんだか楽しくなってきました。

艇庫つきの住居というと、私がすぐに思い出すのは、若狭・伊根湾の「舟屋」です。
こちらは漁村ですから、川でなく、海辺という違いはあるものの、みぎわに接した舟屋が建ち並ぶさまを、初めて見たときは、子供のころに思い描いた「ボクの秘密基地」が現実化したような気がして、ワクワクしたことをおぼえています。(同様に、臨港消防署も大好き!)

水辺の暮らしというのも、もちろん、楽しいことばかりではないのでしょう。しかし、水路を好いてしまった自分にとって、水に接した生活、すぐ出港できる環境というのは、ある意味、理想の生活に違いなく、こんな艇庫を目にしてしまうと、やはり、妄想が果てしなく広がってしまうのです。

★伊根湾の「舟屋」については、以下のサイトをご覧ください。
伊根町観光協会
伊根の舟屋・伊根湾めぐり観光船丹後海陸交通株式会社
【転用フリー写真集】晴れた日の伊根の風景日本の写真集 デジタル楽しみ村

(18年9月2日撮影)

今年はこれにて休航宣言

FI2617597_1E.jpgすっかり寒くなりましたね、日に日に着込む枚数が増える、今日このごろ…え?まだそんなに寒くない? 何度か書きましたが、私はものすごい寒がりなんですって(泣)。

寒がりに加えて、過去の記事「今日はのんびり」で触れたような、いくつかのこだわりから、オープントップ艇を選んだのが仇?となり、内水といえど、厳寒期の航行はやはり、キビシイものがあるのです。

というわけで、艇長がだらしない(笑)ということもあり、今年も10月9日の航行を最後に、来年の春までの、長い休航期間に入らせていただきます。
5月の初出港以来、事故もなく徘徊できたことは、やはりありがたく、応援くださった皆様と、壊れずに走ってくれた愛艇に、あらためて感謝したいと思います。

オカのお散歩も含めて、最近の訪問先は、ほぼご紹介し終わったことですし、今後は、以前お約束しながらまだ果たしていない、本のご紹介ほか、水路にまつわる話題(ヨタ話!)を、のんびり書き散らしたいと思っております。
今後とも、お気軽にコメントをいただければ幸いです。

(写真は竪川、一之橋。18年10月9日撮影)

続・橋をくぐる

FI2509744_0E.jpg以前、私の艇に同乗した、友人のD君によると、私から見れば桁下高が充分ある荒川の橋でも、下をくぐる際は「かなり低く感じて、怖かった」とのことでした。

あまり船に乗り慣れない、普通の方から見ると、前にご紹介した亀島川の橋や、amieさんYさんのブログで紹介されている、江東内部河川の橋などは、くぐるのも空恐ろしい部類に、属するのかもしれません。
私も、低い橋に緊張させられないと言えば、ウソになりますが、どちらかというと、目で見て判断できる橋より、レッドを降ろさない限り解らない水深の方で、神経をすり減らしたりします。

写真の新砂橋(曙北運河)は、桁下高(A.P+だったかな?)が橋桁側面に記入してありますが、このように船側への配慮が見られる橋は、まだ多くありません。まあ、橋の管理者はさまざまなので、国や自治体の指導でもない限り、統一された表記をするというのは、難しいのかもしれません。

橋に直接記入しなくとも、「江東内部河川通航ガイド」のように、東京の可航水路にかかる橋の桁下高(できれば、水深情報も!)を、すべて冊子にまとめていただけると、大変ありがたいのですが…。
いや、やはりお他人様の力を頼るのは、よくないですね。自腹を切って、魚探を取り付けるのが筋なのでしょう。私は釣りをしないので、単に測深のためだけになりますが、それも蓮っ葉(?)でまたイイかもしれないな、などと考えています。

さて、来る黄金週間は初出港なりますでしょうか。休み中は好天に恵まれるように、また平穏な航行を願って、明日仕事が終わったら、金毘羅さんにお参りしてきます。

(曙北運河、17年6月5日撮影)