古川をほんの少し歩く…1

FI2618302_1E.jpg明けて1月1日は、まずお墓参りをし、帰路に買い物をしがてら散策していたら、古川端は二の橋に出たので、ちょっとのぞいてみることにしました。

仕事の行き来で、古川を渡ることはあっても、お散歩する機会はそうそうなく、まして水面からの訪問は、17年の「古川」以来、とんとご無沙汰しているので、河口から遡った区間の様子がどうなっているのか、やはり興味をそそられるものがあります。
写真は二の橋の上から、下流側を見てみたところ。
撮影地点のMapion地図

FI2618302_2E.jpgこのあたりの古川は、白金台の崖線に沿って流れているので、東岸はぐっと高く、二の橋も台地に登る日向坂にあわせ、勾配がついた形で架けられています。

橋詰の植え込みには、先代橋のものらしい、「にのはし」と彫られた、親柱が保存されていました。「東京の橋」(石川悌二著)によると、先代橋は昭和10年竣工の震災復興橋で、鋼鈑桁橋だったそうです。



FI2618302_3E.jpg西岸には、ここから下流に向かって川沿いの道があったので、歩いてみることに。

ビルと高速道路に、挟まれたような細い道をしばらく歩くと、川に沿った小さな公園、新広尾公園に出ました。公園に入ると…おお、護岸を掘り込んで造られた、親水テラスがある…。

これで船着場の機能があったら、ここまでは遡上できる水深が確保されていることになるなあ、と、好都合な妄想が爆発し、ボルテージ急上昇。
撮影地点のMapion地図

FI2618302_4E.jpgテラスに降りてみると、残念ながら柵に開口部はなく、護岸にフェンダーの備えもありませんでしたが、川面を間近に眺められるのはやはり楽しく、寒さも忘れて、しばし休憩。

テラスの真ん中には、水防機材を保管しているとおぼしき箱が鎮座し、広くはありませんが落ち着いた雰囲気。水面をのぞきこむと、水は澄んでいて、川底の砂がが透けて見えます。水深は6~70cmほどでしょうか。小さな水鳥がすいすいと水に潜って、魚を獲っているのも見られました。

FI2618302_5E.jpg水深の浅さから、自分の艇でここまで遡航するのは難しいな、と、少しがっかりしつつ階段を上がってきたら…。テラス入口の説明板にある図を見て、ふたたびの盛り上がりが!

テラス付近の断面を描いた図には、河床高さA.P.-0.44mとあります。とすると…、A.P.+1m以上の潮位があれば、我が艇でもここまで遡ってこれる!
いや、途中に水面下の障害物がなく、河口近くにある、低い橋の桁下高もクリアできれば…、という但し書きつきですが…。この説明板のおかげで、なんだか希望がわいてきました。


(21年1月1日撮影)

(『古川をほんの少し歩く…2』につづく)