花畑運河を走る…6

(『花畑運河を走る…5』のつづき)
FI2618292_1E.jpg富士見歩道橋が近づいてきました。両側に橋台地の張り出しを持った、青い鋼桁橋です。

南岸にある、大きなマンションの影が橋をおおっており、橋をくぐるとき、ひんやりとした空気が艇を包みました。




FI2618292_2E.jpgこの富士見歩道橋も、桁にはまったく反りがなく、桜木橋に劣らないくらい桁下高の低い橋です。

写真は帰路に撮ったものですが、幅員があまりないこともあり、通過はほんの一瞬で、桁下高の割には、圧迫感はありませんでした。

FI2618292_3E.jpgここでようやく中高の、リンボーダンスをしなくて済みそうな橋が登場。雪見橋です。どういったいわれがあるのかは知りませんが、ずいぶん風流な名前をつけてもらったのですね。

写真のように東側から見ると、鋼製の箱桁橋に思えますが、これは車道橋に併設された人道橋でした。


FI2618292_4E.jpg人道橋の下から、本来の雪見橋をのぞいてみると…コンクリート製の高欄が、古びた肌を見せていました。

無骨な橋脚、その向こうの保護工…「運河」の橋なら、こうこなくては。恐らく、現存する花畑運河の橋の中では、もっとも古いものではないでしょうか。


FI2618292_5E.jpgくぐって、西側から。細い水管橋も併設されています。

花畑運河に架かる橋の中では、唯一舟航を意識した造りになっている橋、雪見橋。ここが名実ともに運河だった時代、数多くの船が下をくぐるのを、見送って来たに違いありません。
撮影地点のMapion地図


(20年12月30日撮影)

(『花畑運河を走る…7』につづく)