花畑運河を走る…1

(『20年度川走り納め…4』のつづき)
FI2618287_1E.jpgで、なぜ中川を上って来たかと申しますと、未踏破区間である、花畑運河(現在の名称は『花畑川』ですが、ここはあえて、竣工時の呼び名にこだわってみたい気持ちです)を、走ってみたいと思ったからです。

前回(過去の記事『中川…4』参照)訪れたときは、六ツ木水門の両脇に居並ぶ、たくさんの釣り人さんたちに睨みつけられて断念しましたが、今回は釣り人さんの数もグッと少なく、写真左側に一人だけ。これなら大丈夫そうですね。

FI2618287_2E.jpg昨年10月、越中島川を通ったときに、「これで、都内の可航水路に限れば、行ったことのない水路はなくなったかな」などと考えていたのですが、花畑運河が未踏破であることをすっかり忘れているあたり、生来のいい加減さがばればれです。

ともあれ、イケそうないい雰囲気に、例のごとく「呼ばれている」ことを確信、今日こそ入れると思うと、嬉しさもひとしお。減速して、水門前をいったん航過したあと、改めて艇を入口に向けました。

FI2618287_3E.jpg第一橋、花見橋をくぐります。艇のフロントグラス上端からのぞき込むと、桁の下面がどうにか見通せたので、なんとかくぐれそう…。

昼過ぎの干潮に向けて、まだまだ水位は下がるはずですから、間違っても閉じ込められることはないでしょう。まあ、臨海部のように、潮汐がすぐに反映される水路とは違った、内陸の運河ですから、この点注意しなければなりますまい。
掲示板が表示する水位は、上の写真のようにA.P.+1.63m。リアルタイムの水位を知らせてくれる水門はあまりなく(水深表示は何ヶ所かありますが)、A.P.+3m前後の低い橋が続く水路に入る身としては、非常に助かりました。

FI2618287_4E.jpgおっとっと、と後ろにのけぞりながら、花見橋の裏側をパチリ。船がこすっていった痕が見えます。現在の水位からすると、桁下高はA.P.+3.3mくらいでしょうか。

とすると、この先にある橋はもっと低いはず…。江東内部河川なみのリンボーダンスを強いられそうですが、久しぶりに、背の低いオープントップ艇の長所を発揮できる機会でもあり、楽しくなってきました。

FI2618287_5E.jpg花見橋を無事通過。小さな橋ですが、結構な交通量があり、クルマがひっきりなしに渡ってゆきます。

大水運時代の花であった、利根運河(過去の記事『憧れの利根運河…1』ほか参照)は導水路と化して久しく、自分の中では、今や動力船で舟航できる、数少ない捷水路(ショートカット)として、花畑運河の存在が光っていました。
そこをようやく、走ることのできる嬉しさ…。どんな風景が広がっているのか、興奮を抑えつつ、微速前進!
撮影地点のMapion地図


(20年12月30日撮影)

(『花畑運河を走る…2』につづく)