新富運河を訪ねて…5

(『新富運河を訪ねて…4』のつづき)
FI2618269_1E.jpg富津漁港の東端から東側、あらい橋を遠望したところ。漁港の近くということもあるのか、岸にもやう船も多く、新富運河の中で最もにぎやかな一角です。

運河はここで、北へほぼ直角に曲がり、東京湾を目指しています。出口付近の様子を見てみましょう。
撮影地点のMapion地図

FI2618269_2E.jpg運河の出口方向を見ると…船影は曲がり角の周辺で途切れ、出口まで埋立地の荒涼とした岸が続いています。

ここからではよく見えませんが、岩か浅瀬のようなものが、対岸近くに何ヶ所かあるようです。意外と浅いのでしょうか。



FI2618269_3E.jpg曲がり角付近の船溜に、珍しい船が2隻並んでいるのを見かけました。
平たい船首にバウランプと、海上自衛隊の輸送艇(海岸に直接のし上げて、物資を揚陸する船)に、よく似たスタイルですね。この船型と大きさで、2機がけの船外機船というのが目を引きます。

舷側の表記から、富津市内にある、ホテル静養園の所有船とわかりました。潮干狩りのお客さんの送迎に使うため、砂洲にのし上げても乗降のしやすい、この船型になったと想像していますが、いかがでしょうか。

FI2618269_4E.jpg漁港防波堤の北東端、新富運河の出口から、東京湾を望んだところ。う~ん、すぐそこに、東西に広がった浅瀬がありますね。写真左側と中央奥には、海苔ヒビが並んでいます。

運河にもやった船は、どうやって海に出るんだろう…。潮時を見て出入りするのか、それとも地元民しか知らない、澪筋があるのでしょうか。そういえば、漁港の港口には、澪筋が掘ってあったなあ…。防波堤沿いに港口まで進んでから、澪筋で外海に出るのかな?
撮影地点のMapion地図

FI2618269_5E.jpg同地点から西方、港口を望んだところです。こちらも岸近くまで海苔ヒビが迫り、港口から伸びる澪筋に沿った水域には、澪標が並んでいて、あまり大きな船は通れなさそう。
(澪筋の様子は、Google航空写真をご覧ください)

まあ、運河の終点であるこの付近に、最も船が多いということは、外海に出る方法がある、と考えたほうが自然ではあります。運河に入る航路をご存知の方、ぜひご教示いただきたいものです。


(20年10月19日撮影)

(『富津岬から…1』につづく)