新富運河が気になる!

FI2618264_1E.jpgGoogleの航空写真で、千葉県は富津市のあたりを見ていただくとわかるのですが、新日本製鐵などが立ち並ぶ、工業地帯の埋立地の内側、旧海岸線をなぞるかたちで水を湛える、「新富運河」なる水路が見えますね。(左の画像は、Google航空写真を加工したもの)

可航水路のきわめて乏しい、千葉県東京湾岸で、こう堂々(?)と「運河」と表記されては、気にならないはずもなく…イヤ、大いに気なっていたものの、木っ端ブネにとって、湾央を横断するのはちょっとした覚悟がいります。まして天候不順が多かった、今年の週末をいくたびかやり過ごすうち、秋になってしまい…。辛抱たまらず、陸路観察におもむくことにしたのです。

子供のころ、割と千葉県に縁があったのですが、遠足のバスなどで、東京湾岸の工業地帯をかすめてゆくと、ボートのもやう細い水路が、ときおり車窓から望まれるのに、目を奪われた記憶は今でも鮮明です。
思えば、気になり始めてから、ずいぶん長い間うっちゃっておいたことになり、そういった意味では、ン十年来の雪辱を晴らしたような気分でもありました。

FI2618264_2E.jpgそんなわけで、東京湾アクアラインを通って、いざ君津へ。
天気は午後になると崩れ、風は強いとの予報。間違っても、ボートで東京湾を横断したくなるような天候ではなかったのは、幸い(?)と言うべきでしょうか。

長い海底トンネルを抜けつつあるところで、カメラを構えたら…おお、何だか効果線のような、スゴイ絵が撮れた…。


FI2618264_3E.jpg当然のように、海ほたるで引っかかってみました。

まだ晴れてはいるものの、風は耳もとでびゅうびゅう鳴るほど強く、海面には白い波頭がチラチラして、弱虫木っ端ブネ的には、まかり間違っても出たくない海況。
前回「海ほたるで…」のときのように、鏡のような静かな海が目に入った日には、正直言うと口惜しくて、地団駄踏む思いなので、むしろ荒れているほうが、納得(?)できるわけです。
撮影地点のMapion地図

FI2618264_4E.jpg出船入船が眺め放題なのに気をよくして、写真を撮りながらうろついていたら、風裏に当たる南側には、それでも数隻のボートが波に揺られつつ、投錨中なのが目につきました。

もっとも、どれも25ftかそれ以上の大きさで、充分な凌波性がありそうな艇ばかり。
先代艇に乗っていたころ、やむなく波高3mの海を突っ切った経験はありますが、肝の小さくなった今ではとても、そんな無茶をする気にはなれません…。

FI2618264_5E.jpgアクアラインを渡り、館山自動車道を経由、木更津南ICを過ぎて終点近く。ゆるい下り坂の向こうに…おおお! 林立する煙突から、もうもうと煙を噴き上げる工場群、大迫力です。

さて、目指す新富運河はどんな表情を見せてくれるのか…。その前に、工場の方に吸い寄せられてしまいそう…。
撮影地点のMapion地図


(20年10月19日撮影)

(『新富運河を訪ねて…1』につづく)