入江川水系を眺める…14

(『入江川水系を眺める…13』のつづき)
FI2618258_1E.jpg帰途につこうと、恵比須運河(過去の記事『恵比須運河…1』以下のシリーズ参照)を東行し、守屋町4丁目の端まで来たとき…。

入江川第一派川の東端を目にして、ちょっとだけ、と入ってみる気になったのです。

FI2618258_2E.jpgさっきは、少し抵抗感があったので、またの機会にと思っていたのですが…最奥部のグネッと曲がった、屈曲区間の様子が気になって、見てみたくなったのです。

まずは中央部に架かる、アングルを組んだ二つのポニートラスをくぐります。両岸は、新日本石油精製の敷地なので、おびただしいパイプが渡されていますね。手前の橋は配管のみ、向こうのもう1本は、道路橋を兼ねているようです。橋の奥左手には、タンカー(独航艀)の繋留施設もありました。

FI2618258_3E.jpg屈曲部の近く、高島線の橋に近づきました。奥をのぞくと、護岸は石垣らしく、岸近くには新しそうなマンションが建って、橋とは対照的な雰囲気。想像していたのと、ちょっと違いました。

手前のコンクリート橋脚の橋は、枝線の橋だったのでしょう、線路はすでに取り外され、桁の表面もだいぶ痛んでいます。
撮影地点のMapion地図

FI2618258_4E.jpg船足をぎりぎりまで落とし、魚探と前方を交互に見ながら、橋の下を通過しようとすると…今まで3m前後あった水深が、突然1m台に急上昇。モニターに表示された感も、垂直にカクンと底が上った様子が描き出され、驚かされました。

う~ん、やはり「呼ばれていない」水路に入ると、いいことがないなあ…。ペラをぶつけたわけではないのですが、ここは素直に帰ったほうがよさそうだと、ギヤを後進に入れ橋の下を離脱、反転して帰路へ。

FI2618258_5E.jpg入江川第一派川を出て、大黒運河(過去の記事『大黒運河…1』以下のシリーズ参照)をゆっくり走りながら、あの、まるで箱でも置かれたかのような、唐突な水深の上り方は何だったのだろう、と、あれこれ考えてしまいました。う~ん、沈船でも、沈んでいたのかしら…。

写真は、大黒橋とその真上にかかる、首都高大黒線のトラス。早くも傾きつつある秋の陽が、橋の構造に反射して、まぶしいくらいでした。 
撮影地点のMapion地図


(20年11月1日撮影)

(『帰りの京浜運河で』につづく)