横浜港横断…2

(『横浜港横断…1』のつづき)
FI2618244_1E.jpg千若町、日本製粉横浜工場の埠頭には、ハッチを開け放ったバルカー(散積船)が荷役中。クレーンを、岸壁と反対側に向けているところを見ると、岸壁備え付けの設備で、荷を降ろしているのでしょう。

陽光に輝く背後のサイロ、船底塗料の赤も鮮やか。秋晴れの空の下、美しい「質量過剰」を楽しみつつ、埠頭群のさらに奥へ。

FI2618244_2E.jpg前方に見えてきた橋は、瑞穂埠頭と外部を結ぶ唯一の道路橋・瑞穂橋と、その手前にもう1本、古そうな鉄道橋が。

鉄道橋の方は、高島貨物線から分岐した、枝線のひとつを渡す橋…と言っても、国鉄/JR線としては、廃線になってから、随分たっているようですが(Wikipedia『高島線』によると、瑞穂線は昭和33年廃止、以後米軍専用線となったとのこと)。あいにくの逆光で、写りが今ひとつなのが残念。

FI2618244_3E.jpg近づいて、中央部分をアップ。二本の橋脚があるということは、3径間…と言いたいところですが、中央のトラスと、両端にある鈑桁(?)の継ぎ目に橋脚が来ていないので、なんとも妙な感じです。

手前にも一組、橋桁を外された橋脚が見えますね。


FI2618244_4E.jpgさらに接近、構造を見上げたところ。

埠頭の廃線というと、なじみである春海運河の晴海橋梁(過去の記事『春海運河スペクタクル…1』ほか参照)が思い出されるのですが、あちらよりはるかに古風な外観であるにもかかわらず、痛みが少ないのは、近年まで使用されていたせいでしょうか。


FI2618244_5E.jpg旧瑞穂線の鉄橋と、瑞穂橋をくぐってから、艇を右へ。
ここは、入江川第二派川の河口…、横浜港北西部、旧海岸線に沿って広がる水路網、「入江川水系」(私が勝手に名付けました)の入口です。

以前、「恵比須運河…4」ほかでも触れましたが、さまざまな意味で、惹かれるものがあったこの小運河群に、今回初めて入ってみることにしました。
横浜でも、古い埋立地を擁する地域だけに、濃厚な水路風景が期待できそうですね。
撮影地点のMapion地図


(20年11月1日撮影)

【追記】コメント欄で、はじめさんがご指摘くださった点について、2・4段目を訂正しました。

(『入江川水系を眺める…1』につづく)