本牧埠頭を眺める…2

(『本牧埠頭を眺める…1』のつづき)
FI2618235_1E.jpg鮮やかな衣装のクレーンたちが、首を伸ばして荷役にいそしむA突堤を後に、さらに水路の奥へ。

大師運河でウェーキにこね回されたときは、土曜日に来たことをちょっと後悔しましたが、こうして、活気のある港の風景を目にすると、やはり土曜日に来てよかった、と思いました。日曜日では、この躍動感は味わえないでしょう。

FI2618235_2E.jpg水路の奥まで来ると、B突堤の付け根近くで嬉しい発見。二隻の大型クレーン船が、並んでもやっていました。ブームを倉庫の屋上にくっつけんばかりにして、ピッチングしたら、倉庫を突き破ってしまうのでは…と、いらぬ心配をしてしまいそうな接岸ぶり。

手前のクレーン船には、「アジア八号」の船名が。検索してみると、船舶ファンであるAntonさんのブログ、「SYMPHONIC SHIPS」の「サルベージ/クレーン船」に、魅力的な写真と、詳しい解説が載っていました。ぜひご覧あれ。総トン数1,380t、300t吊りとのこと。

FI2618235_3E.jpg両突堤間の水路は、首都高湾岸線が渡るあたりで、急速にその幅を縮めます。目指す新山下運河は、この奥にあるのです。

両岸には倉庫が立ち並び、バージや曳船がもやう、いい雰囲気になってきました。風もすっかり防がれて、いつもの水路行らしい、のんびりした空気が戻ってきました。

FI2618235_4E.jpg横浜に来て嬉しくなるのが、水路の奥にもやう、バージの数が多いこと。いや、ここはきちんと「艀溜」と呼ばないと、らしくないかもしれません。

東京港では、ほぼ絶滅してしまった、本船に艀を横付けさせ、各岸壁まで輸送する荷役…、「瀬取り」といいますが、往時からは考えればぐっと少なくなったとはいえ、ここ横浜では、今なお行われているのです。この日は、運よく瀬取りの現場にも出くわすことができたので、後ほどお目にかけましょう。

FI2618235_5E.jpg湾岸線と3号狩場線を結ぶ、本牧ジャンクションのほぼ真下は、曳船や通船がもやう一角。まだ新しそうな倉庫の塗装が、陽光を反射して明るい雰囲気です。

建物のすき間を抜けて、時折襲ってくる突風に艇を振られながらも、雰囲気の良い水路風景に気分も盛り上がり、さらにスロットルをしぼって、いよいよ新山下運河へ。
撮影地点のMapion地図

(20年11月1日撮影)

(『新山下運河…1』につづく)