本牧埠頭を眺める…1

(『大師運河波高し…2』のつづき)
FI2618234_1E.jpg幸い、その後はあまり本船にも出くわさず、京浜運河西端、鶴見つばさ橋を望むところまで来ました。時々、しぶきを浴びながらの航行ではありましたが、陽射しは暖かで、寒さにこごえなくて済んだのは何よりありがたく、青空に感謝したい気持ちになりました。

つばさ橋の前では、珍しく一隻の本船が、二つの錨をスタンバイの状態にして、航路の真ん中で漂泊中。岸壁の空き待ちでしょうか。

FI2618234_2E.jpg大黒大橋をくぐり、横浜港の水面に出ると…、う~ん、やはり。一面ウサギが飛ぶほどの三角波が立ち、京浜運河より、はるかに厳しい海況です。

目指す新山下運河の入口、横浜ベイブリッジをくぐった外側に向かうには、ちょうど追い波を受ける格好になるため、木っ端ブネとしては、しばらく緊張を強いられそう。

FI2618234_3E.jpg追い波と、出船入船のウェーキに悩まされながら、本牧埠頭のA・B両突堤に挟まれた水路に飛び込むと、風裏のせいで波も少し収まり、ようやくホッとできました。

気持ちに余裕が出てくると、A突堤に広がる、コンテナヤードの豪壮な眺めを楽しみたくなり、ゆっくり艇を流しながら、しばし活気のある港湾風景を味わうことに。


FI2618234_4E.jpg秋らしい、雲ひとつない晴天をバックにすると、巨大クレーンの赤い塗装が引き立って、目に沁みるような美しさ…。

大好物の「質量過剰」な味もさることながら、青空のありがたさをしみじみ感じました。大げさに思われるかもしれませんが、今年は、分厚い曇天下の航行が重なったこともあり、いつわらざる心境です。


FI2618234_5E.jpgガコン、ガコン、と大きな音をさせて、コンテナ船がただいま荷役中。大陸からのお客さんですね。
デッキに積み上げられた40フィートコンテナも、クレーンに劣らずカラフル。側面に書かれた、船社のロゴを目で追っているだけでも、結構楽しめます。

そういえば、40フィートコンテナの模型が売られていたなあ…。あれを机の上に積み上げておくだけで、家の中でも港湾気分になれそう。今度、買ってみようかな?
撮影地点のMapion地図

(20年11月1日撮影)

(『本牧埠頭を眺める…2』につづく)