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東雲運河の貯木場跡

(『有明埠頭をめぐる…4』のつづき)
FI2618222_1E.jpg東雲運河に入ってから、有明側、背割堤の向こうに広がる、貯木場跡の水面が未紹介だったなあと、ちょっと寄り道してみることに。

ここ、浅いとか、特に危険があるわけではないのですが、入るのはなんとなくためらわれる場所です。そのわけは以下に…。

FI2618222_2E.jpg3ヵ所ある開口部の一つ、西側のそれから進入。緑豊かな背割堤を断面(?)方向から眺めると、まるで漫画の無人島のよう。

ゆるい法面の石組み護岸に囲まれ、背中に森を頂いたのどかな雰囲気で、これがかつて、東京港の外郭線に造られた防波堤だったと言われても、普通の人にはちょっと信じがたい眺めでしょう。

FI2618222_3E.jpgで、入ってみると…、う~ん、やっぱり釣りの最中でしたか。
手前の屋形船には、トップの展望デッキに釣り人さんが鈴なり、奥にはもう1隻、釣り船もいますね。

結構な通航量のある東雲運河からは、背割堤で守られて引き波の憂いもなく、木々も生い茂ってロケーションもまずまずとくれば、釣り人さんも放っておかないのはわかります。

FI2618222_4E.jpgまあ、そんなわけでして、こちらの水面を通しで走ったことは、いまだにありません。

今フト思ったのですが、この背割堤の上、桜の木を植えたら、絶好のお花見スポットになるのではないでしょうか。
お弁当にさくらんぼを入れてきて、食べた後に種をまいたら、いずれ桜が生えて来るかしら(笑)。
撮影地点のMapion地図


(20年9月28日撮影)

9月28日の項の参考文献
世界の艦船 2008年10月号 海人社

(この項おわり)