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多摩川こわい…9

(『多摩川こわい…8』のつづき)
FI2618197_1E.jpg最下流部付近はともかくとして、今まであまりこわくなかった多摩川も、ガス橋をくぐったところでいよいよ、その本性(?)を現してきました。

ゆるい屈曲の内側ということもあり、進行方向右側、東岸近くは明らかに浅くなり、狭められた河流は西岸に押しやられ、流速が次第に増してきます。前方はるかに望む丸子橋の向こう、調布堰を拝んでみたいと思って来たのですが、さて、どうなりますか…。

FI2618197_2E.jpgこのあたりに来ると、ふたたび増水時の爪跡が、そこここに見られるようになり、水面の状態とは直接関係はないものの、荒れた水辺を目にすると、緊張感はいやが上にも高まります。
このボートは、水位が上ったときに打ち上げられたのか、それとも単に引き上げてあるだけなのか…。ともあれ、岸の状況から、1~2mの増水があったとことは明らかです。

河床が浅い区間だけに、増水時の水位もほかに比べて、少し高かったのかもしれませんね。

FI2618197_3E.jpgスロットルをしぼり、そろそろと進んでゆくと、枯れ草が引っかかった二本の杭が、水面ギリギリに顔を出しており、河流に洗われて、水音を立てているのを発見。
岸近くの杭の並び方から見て、もとは桟橋を乗せていた杭でしょうか、これも増水時に壊されたようです。

西岸に寄せた澪筋を進まざるを得ないだけに、これにはドキリとさせられました。

FI2618197_4E.jpgうむむむ、こわい。これはこわい。

先ほどの杭と違って、澪筋のど真ん中に突き出している…。どちらを通ったらよいのか、一瞬迷いましたが、スロットルを流速に抗する最小限までしぼり、身を硬くしながら右手に見て通過。
幸いにして、船体に衝撃が走ることもなく、ほっと息をつきました。
ようやく、タイトルと内容が一致してきたゾ(笑)。

FI2618197_5E.jpg東岸寄りの浅瀬はいよいよ大きくなり、水面上に顔を出し、洲になっている部分も見られるようになりました。洲の上を歩く鳥が、白い点のようにぽつり、ぽつりと見えます。

このあたりから、魚探と併用して、ボートフックを水中に突っ込んでの測深を開始。
澪筋中央を外さない限りは、ボートフックも届かない、充分な水深があることがわかりましたが、流速はますます速く、河床勾配も増しているであろうことが実感できました。


(20年9月5日撮影)

(『多摩川こわい…10』につづく)