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西の水郷を訪ねて…11

(『西の水郷を訪ねて…10』のつづき)
FI2618156_1E.jpgマイクを離さないカラオケ好きのように、握った櫓から離れるのが惜しくなるほど、快い櫓走のひとときを楽しませてもらいました。

船頭さんに櫓の座を渡して、胴の間に座り、流れる汗をぬぐいつつ休んでいると、舟は早くも八幡堀に到着。楽しかった水郷めぐりの、終点が近づいてきたのです。

FI2618156_2E.jpg船溜に入り、他の舟のログイを観察してみると…。
金属製で、先端が玉状になっているのは、私の艇のログイと同じでしたが、対する櫓のイレコの方は、木製で単に穴が開いているだけでした。つまり、がっちりログイとイレコが噛み合う構造ではなく、櫓はログイの上に乗っているだけなのです。

先ほど、私が櫓を外してしまったのは、この構造をよく理解していなかったからでしょう。以前、「和船友の会」の方にうかがった、関東と関西のログイの違い(このあたりは過去の記事『モーターボートに、櫓』参照)が、これで確認できました。

FI2618156_3E.jpg舟から降りたあとも、船頭さんはご当地の見どころを教えてくれたりと、とても親切です。ふと「このあたりに、水門はありますか?」と尋ねてみたところ、「ああ、すぐそこに…」指差すほうに目をやると……。

おお! 船溜の奥に、それらしきモノがある!
こんな近くに見えているのに、舟に乗ったときは、全く気がつきませんでした!

FI2618156_4E.jpgテンションは一気に急上昇! 船頭さんにお礼を言って、鼻息も荒くずんずんと護岸の上を大股に歩き、検分開始。

う~ん、扉体はスイングゲート…ドアのように、軸を中心に回転して開く型式で、珍しいものです。しかも、前後に2枚の扉体があるところを見ると、これはもしかして、閘門…?


FI2618156_5E.jpg行く手をさえぎる金網の柵を、わしわしとよじ登って乗り越え、さらに接近すると、足元に「八幡堀水門付近 係留禁止」という看板が。

八幡堀「水門」? 閘門に見えるけれど、単なる二重扉の水門なのかしら…。
ますます興味をそそられて、もっと仔細に検分せねばと、再び前進開始!
撮影地点のMapion地図


(20年8月1日撮影)

(『八幡堀水門…1』につづく)