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行徳可動堰づくし…2

(『行徳可動堰づくし…1』のつづき)
FI2618126_1E.jpgギリギリまで近寄ったついで、東側の2基を、ふたたびアップで。

タイルやスチール板で化粧され、色とりどりの塗装を施された、昨今の水門にくらべれば、コンクリートの地色のみの外観は、やはり地味に映るかもしれませんね。
しかし、それがむしろ、艨艟然とした造作にしっくり来て、魅力をいや増しているように思えてなりません。

以前も紹介したように、現在、現在の堰の上流に、新たな堰を設ける計画が進んでいます(『行徳可動堰 改築計画江戸川河川事務所)。閘門の併設が、この計画に盛り込まれているのは嬉しいのですが、現在の堰を撤去するのは、いかな昭和30年竣工の古い堰とは言え、惜しい気がします。

「鋼製ゲート百選」によると、本堰は国内のローリングゲートとして、最末期に登場したもので、「貴重な水門遺産でもある」とまで評されています。
堰に対しては、さまざまな見方はあるのでしょうが、この魅力的な姿が、新堰完成後も楽しめるような方向へ、話が向かうとよいですね。

FI2618126_2E.jpg本当はアンカリングして、のんびり楽しみたかったところですが…。残念ながら、この日は予定が押していたので、ここでさよならです。

ふたたび「鋼製ゲート百選」から、データを拾うと…径間30.0m、扉高5.0m、施工会社は播磨造船所(現IHI)。

FI2618126_3E.jpgふと岸を見ると、水辺で遊んでいた親子連れが、手を振ってくれました。
ここは流れもないことだし、貸しボート屋さんでもあったら、家族ぐるみで楽しめたことでしょう。

この日は、気持ちのよい風の吹く好天だっただけに、釣り客をはじめ、PWCやウェイクボードが多く繰り出し、江戸川での休日を楽しんでいました。

FI2618126_4E.jpg時間がないので、ちょっと急がせてもらいました。振り返ってカメラを構えると、行徳可動堰と江戸川水閘門が、一枚の写真に収まりました。

ううん…、こんなに近いのに、どうして今まで、堰の方に行かなかったんだろう? 以前は、いくら気持ちが上流ばかり向いていたとは言え、我ながら不思議。

FI2618126_5E.jpgおまけに、可動堰に架かる橋、行徳橋の上から、下流側を見た風景を。

過去の記事「行徳可動堰…の裏側」で訪ねたときは、残念ながらほとんど曇り空で、少々肌寒い天気でしたが、この日のような日和なら、長居をしても、気持ちよく過ごせたでしょうね。


(20年6月15日撮影)

(『水位観測施設』につづく)