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仲江間をゆく…4

(『仲江間をゆく…3』のつづき)
FI2618106_1E.jpg水門の間を抜けると、ふたたび続く、一直線の水路…。両岸に盛られた、ま新しい土と砕石の色が、白い護岸と一緒に、消失点へ吸い込まれてゆきます。

利根川の向こう、香取神宮を控える低い山並みが、次第に近づいてくるのを感じつつ、ひたすら南下。


FI2618106_2E.jpgしばらく走ると、護岸と道の土盛りがぷつりと途切れ、昔ながらの、水際まで草で覆われた岸辺になりました。

水路の幅が広がったところを見ると、どうやらこの護岸は、道の拡幅のためのものだったようですね。


FI2618106_3E.jpgいにしえの水郷を想わせる、草深い水辺となったところで、再び橋が現れました。

十六島の中心に広がっていた湖沼、与田浦は、土地改良によって埋め立てられ、大幅に縮小されましたが、かつてはこのあたりまで水面が広がっており、当然仲江間も、もっと短い水路だったわけです。
撮影地点のMapion地図

FI2618106_4E.jpg耳もとが常にビュウビュウと鳴り、舟がときおり横流れするほど、風は強いのですが、少しも危険を感じさせないのが、内水路のありがたさ。これが海だったら、私の艇では難航するほどの、細かい三角波が立っていたことでしょう。

前方には、集落が見えてきました。

FI2618106_5E.jpg家並みが近づいてくると、仲江間の終点も間近。過去の記事「仲江間の小さな閘門…1」でも紹介した、自然堤防の微高地上につくられた、水郷独特の集落です。

前回は、陸上から訪ねたあの小閘門を、今度は舟上から味わうことができる! あのときは、こんなにも早く願いが実現するとは、思ってもいませんでしたから、嬉しさもひとしおです。

(20年5月6日撮影)

(『仲江間をゆく…5』につづく)