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仲江間をゆく…2

(『仲江間をゆく…1』のつづき)
FI2618103_1E.jpgいよいよ仲江間へ進入!
入口からしばらくの区間は、船溜として利用されており、写真のように一隻分の通航幅を残して、すき間なく舟の列が続きます。

子供たちの釣りを、すっかり邪魔してしまったようで、ちょっと罪悪感が…。ごめんなさい。

FI2618103_2E.jpgこれはサッパと言うより、屋形船と呼んでいいくらいの大きさです。このあたりでは、大型船の部類なのではないでしょうか。出艫(後部の張り出し)に、エアコンの室外機が見えます。

繋留されたフネブネを見ていると、どれも傷みが目立ち、現役を退いてだいぶたったような雰囲気で、明るい風景の中だけに、ちょっと物悲しさが漂っていました。

FI2618103_3E.jpg繋留舟の列が途切れてくると、前方はるかに橋が見えてきました。

仲江間閘門の近くまで、掛け値なしの直線水路、周りの風景も、まるで漫画の地平線さながらに起伏が乏しいだけあって、橋の出現がものすごいイベントになります。


FI2618103_4E.jpg両岸の道路の土盛りが、次第に高度を増してゆき、橋詰のレベルと一致する…。これも水郷ならではの眺め。

かつての水郷は、エンマからさらった泥土を少しづつ盛って、営々と数百年をかけて、生活空間を広げてきた土地。考えてみれば、水郷という土地そのものが、「土木工事」の結果のようなものです。長年の積み重ねが、素晴らしい風景を生み出したのですね。

FI2618103_5E.jpg橋をくぐると、いよいよ仲江間の本領発揮。天地にさえぎるもののない、爽快そのものの水路風景が広がりました。

これぞ水郷!
これぞエンマ!
いにしえの水郷観光全盛時代、十六島を貫通して、佐原~潮来を結ぶ唯一のルートであった仲江間は、まさに内水路の華だったことでしょう。そこを、当時のように舟でゆくことのできる喜び…、例えがたいものがありました。
撮影地点のMapion地図

(20年5月6日撮影)

(『仲江間をゆく…3』につづく)