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京浜南運河…3

(『京浜南運河…2』のつづき)
FI2618091_1E.jpg京浜島沿いに針路を転じると、3つの埋立地に囲まれた、広い水面に入ります。

水路をゆく・第二運河」の「京浜南運河」に掲げた、Google航空写真でもおわかりのように、平和島運河の部分を含めた、この内水面のほとんどは干潟と浅瀬で、限られた澪筋しか航行できません。

FI2618091_2E.jpg高速で追い越していった、一隻のボート。直進して京浜運河に向かうのかな、と見ていたら、京浜島・昭和島沿いに、干潟の北側をぐるりと大回りし、海老取運河に消えてゆきました。

羽田空港沿いにも、船外機艇が通れるくらいの澪筋はあるのでしょうが、少なくとも私は通ったことがありません。

FI2618091_3E.jpg何しろ、澪筋の南側には、こんなガレ場や浅瀬が顔を出しているので、あまり気味のいいものではないからです。

このあたりは、多摩川畔の海老取川澪筋(過去の記事『海老取川の旗』ほか参照)と違い、澪標は立てられているものの、あまりはっきりしないところが多く、初めて通ったときは、えらく不安になったものです。

FI2618091_4E.jpg澪筋の出口付近に立てられた澪標。パイロンをかぶせた竿を立て、澪筋の出入口を示すのは、海老取川と変わりません。

ここを通過するのは、浅瀬や杭が確認しやすい、干潮時のほうがよいかもしれません。もちろん水深は浅くなるので、高速での航行はお勧めしませんが、澪筋から外れなければ、まず危険はありません。

FI2618091_5E.jpg出口付近から、京浜運河の南端、京和橋を望んだところ。本日の「東京外郭水路」散策の終点です。

「京浜南運河」という、スケールの大きい名称ながら、その実延長の短い、ささやかな規模の運河であったり、水域の線引きが特異な上、浅瀬だらけだったり、橋がなかったりと、東京の運河の中でも、ちょっと異彩を放つ存在ではあります。
撮影地点のMapion地図


(20年5月4日撮影)

(『消防訓練場の船?』につづく)