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羽村堰に遊ぶ…1

FI2618076_1E.jpg4月29日は、羽村市の羽村取水堰を見に行ってきました。

江戸時代以来の、玉川上水の取り入れ口として有名なこの堰ですが、多摩川の筏輸送や、玉川上水の通船など、水運とは縁浅からぬ部分もあって、一度見ておきたいものだと、機会をうかがっていたのです。
好天の夏日とあって、堰近くの、多摩川の水辺は結構な賑わい。バーベキューや水遊びを楽しむ人が、中洲や河原に繰り出していました。

FI2618076_2E.jpgさわやかな水の音に誘われて、地元では「出し」と呼ばれる、堰下流に突き出す、かぎの手の水制堤の突端へ。

いくつかの落差のある床固の上を、さざ波を立てて流れる川面は涼しげで、いい気持ちです。堰のことを忘れて、しばし流れに見入ってしまいました。

FI2618076_3E.jpg堰の下流は、洗掘を防ぐため、広範囲にわたって床固が施されているせいでしょう、子供たちにとっては、危険な深みのない、格好な水遊び場となっていました。

写真の男の子も、頭までずぶ濡れになって、とても楽しそうです。友達数人と、全開になって走り回っていました。

FI2618076_4E.jpg河川敷に出て、まず目につくのは、下流から見て右側にある、3径間の投渡堰と、黒い水門でしょう。投渡堰の左に見える、堤体の切れ目は、かつて筏を通した、筏通場の跡でしょうか。

投渡堰は、可動堰の一種で、基本的な構造は、江戸期の創設時から変わっていないそうです。黒い水門は、今風に言えば、余水吐と言ったところでしょう。

FI2618076_5E.jpg岸伝いに、黒い水門に近づいてみました。古風な感じのする、4径間のスライドゲートで、手前の2門が細めに開かれ、玉川上水からの水をほとばしらせていました。

この水門は、江戸時代は「小吐口」と呼ばれ、取水口から吸い込まれた土砂を排出させたり、増水時は、余水を放水させたりする役割があるそうです。
撮影地点のMapion地図


(20年4月29日撮影)

(『羽村堰に遊ぶ…2』につづく)