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東京~潮来間を、櫓漕ぎのサッパが航行!

FI2618075_1E.jpgエドルネさんのブログ「エドルネ日記」を拝見したら、トップの記事を見てビックリ!
サイクリングで見た川風景!荒川をサッパ舟がゆく!東京~潮来(@@」に、「サッパ舟でいく東京~潮来」という幟を立てた、水郷ではおなじみの農舟サッパが、荒川の川面をゆく写真が載っているではありませんか!

サッパで、しかも江戸川~利根川を通って潮来に行ったとなれば、水郷好きとしても、また利根川水運ファンとしても、聞き捨てならないお話で、胸が躍りました。

(水郷については、過去の記事「魅惑の水郷…1」「ふたたび水郷へ!…1」「水郷案内のパノラマ地図」ほかのシリーズ参照)

櫓漕ぎだけで、関宿回りを成し遂げたのだろうか? それとも、機走や帆走を併用したのかな? どんなコースを走ったんだろう? …知りたいことが、次々に湧いてきて、早くも興奮状態。
早速リンク先である「潮来市Impulseページ」に行ってみると、潮来市商工会青年部の皆さんによるイベントであり、昨23日、無事潮来に帰着したことが判明。
しかし、こちらは短い記事のみで、準備段階からの真摯な雰囲気は伝わってくるものの、残念ながら、私の疑問には答えてくれそうにありません。

さらなる情報を求めて、検索してみると、幸い茨城新聞の記事で、「あやめまつり来月24日開幕 サッパ舟で東京-潮来間」がヒット。以下、一部を抜粋して掲載させていただきます。

5月24日開幕する水郷潮来あやめまつりをPRしようと、潮来市商工会青年部は同18日から7日間かけて、東京墨田区内の隅田川から潮来市の前川あやめ園まで約190㌔をろ漕ぎ舟「サッパ舟」で航行する。東京-潮来間をサッパ舟で航行するのは、1986(昭和61)年以来22年ぶり。

サッパ舟は十八日午前八時半ごろ、墨田区役所付近の隅田川を出発する予定。小名木川、荒川、江戸川を抜けて、二十一日に本県境町内の利根川に入る。その後、同川を下り、支流の横利根川、北利根川を通って、二十四日のあやめまつり開会式に合わせて前川あやめ園に到着する計画。

 今回使用するサッパ舟は、帆を取り付けて高瀬舟のように改造し、人力と風力で航行する。舟には三~五人が乗り、伴走船と陸からの伴走車が同行して安全面などで支援する。メンバーは、キャンピングカーとテントなどを用意し、宿泊は原則的に野営としている。

 これまでに市商工会の前身の「潮来町商工会」は、水郷潮来の観光PRとして一九八六年に東京-潮来間(約百八十二㌔)、二〇〇〇年に潮来-波崎往復(約八十㌔)でサッパ舟を航行した。市商工会としては初めての取り組みとなる。(後略)


また、コースの図版と、22年前に航行した時の写真は、asahi.com「サッパ舟、隅田川から潮来までどんぶらこ」に掲載されています。
波のある荒川・江戸川河口部を避け、中川~新中川を経由して、江戸川に出たのですね。

過去にも2回、この壮挙があったとは!…今まで知らなかったことが、残念でなりません。
しかし、機走なしで、帆走と櫓走のみでの航行は、準備段階の訓練も含めて、ご苦労も多かったことと思います。商工会青年部の皆さん、お疲れさまでした。

サッパは元来農舟で、竿で動かすものですから、帆装したサッパは、大変珍しい存在なのではないでしょうか。白帆を上げて江戸川を上る姿、さぞ魅力的な光景だったことでしょう。見てみたかったなあ…。
今や浅瀬だらけで、動力船の航行は難しくなってしまった、関宿~利根運河間の利根川の様子など、見てみたい映像はたくさんあるのですが、今後の発表を待つことにしましょう。

ともあれ、大水運時代を思わせる関宿回りの航行が、カヌーやカヤックではなく、通常の小型船でなされたことの意義は、決して小さくないと思います。

今回の件に刺激されて、後に続く人たちが名乗り出られたら、航路としての江戸川・利根川にも、一筋の光が見えて来るかもしれませんね。浅い河道の浚渫や、関宿閘門の改修など、楽しい妄想が、どんどんふくらんでしまいそう…。

(写真は十六島与田浦、20年5月6日撮影)