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銚子の小さな橋

FI2618044_1E.jpgこれも銚子の帰り、銚子大橋をくぐり、海岸沿いの道を進んでいると、古そうな親柱を持つ、小さなコンクリート橋が目に入りました。

利根川畔からわずか100mほど入った場所で、石垣護岸の枝川の雰囲気の良さにも惹かれて、ちょっと寄り道してみることに。

FI2618044_2E.jpg橋の上から、利根川方を見たところ。

ご覧のとおり高欄は、ムクの板構造で装飾もありませんが、きちんと角に面を取った歩道が設けられており、敷石は浮いたところもなく、丁寧に造られた印象を受けました。
規模も形も違いますが、神田川の聖橋に似た感じがします。
本城橋のGoogle航空写真

FI2618044_3E.jpg石張りの親柱には、思わず撫で回してみたくなるような、ほどよい丸みが付いています。

この橋の名前は、本城橋。帰宅してから地図を見てみたら、このあたりの地名から採った名前だということがわかりました。
対岸の親柱には、竣工年が刻まれており、昭和10年5月完成とのこと。東京に残る震災復興橋たちより、少し後輩ということになります。

FI2618044_4E.jpg本城橋の架かる、この小さな川の雰囲気も、なかなかのもの。

両岸に道があって、視界が比較的開けており、ゆるく曲がった河道は、石垣で護岸されています。
かつては、船溜としても使われていたのでは、と思わせる、街場の川景色…。水深も充分ありそうです。ベカやカヤックがあったら、思わず走ってみたくなる、そんな川でした。

FI2618044_5E.jpgしばらく本城橋の周りをうろついていたら、何回か、波高50cmはあるような、大きな波がザブリ、ザブリと打ち込んでくるのが見えました。
利根川を走る船の、引き波でしょうか。

この橋の少し上流までは、河道は直線ですから、風向きによっては、波の打ち込みが激しそうですね。
恐らく、本城橋と同時期の施工であろう、堅牢そうな石垣で護岸されている理由の一つが、わかったような気がしました。


(20年2月10日撮影)