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小見川閘門…2

(『小見川閘門…1』のつづき)
FI2617972_1E.jpg閘室側壁に設けられた、操作用把手。ここも、水郷・下利根流域ではおなじみの、セルフ操作の閘門です。もやいが取れるよう、側壁の長手方向には、チェーンが渡してあります。

何度も同じことを言って恐縮ですが、一度でいいから、自分で閘門を運転して、通過してみたいです…。



FI2617972_2E.jpg閘室内から、常陸利根川側の扉体を見たところ。左側には、バイパス管のゲートが見えます。

ええと、常陸利根川のほうが、利根川より水位が低い…んですよね? こちらのゲートが、利根川側のそれより背が低いので、間違いないと思うのですが…。水位差が少ないせいか、一見しただけではわかりづらいです。


FI2617972_3E.jpg常陸利根川側の操作用把手です。
こちらは水面ギリギリで、ちょっと乾舷の高い艇で来たら、うまく引けないかもしれません。

門柱には、説明板がありますね。見に行ってみましょう。
撮影地点のMapion地図


FI2617972_4E.jpg二枚の説明から、内容を少し拾ってみると…。

この閘門を通航できる船の最大寸法は、長さ19m、幅5.4m、水面上高さ3.5m、喫水1.7mとのこと。バージなどの通航は考えていない、小型船舶向けの閘門であることがわかります。
通航できる時間は、4月1日から9月31日の春・夏季が、5時~18時。9月1日から3月31日の秋・冬季が、7時~17時と決められています。

FI2617972_5E.jpg河原の葦原の向こう、利根川のはるか対岸には、黒部川と利根川を結ぶ、阿玉川閘門の姿を望むことができます。

前回触れた、「水門・閘門ガイド」でもおわかりのように、この「閘門銀座」(笑)にあるいくつかの閘門は、恐らく同じ図面から起こされたのでしょう、いずれも略同型で、言うなれば「量産型閘門」! 実際に利用されるる方が、どう思われているかはさておき、全国でも珍しい光景ではないでしょうか。

閘門だけでなく、以前紹介した、佐原の小野川水門も、よく似た造作であるのを見ると、これらを建設した時代の空気や設計思想がかいま見えるようで、非常に興味をそそられたものです。

(20年2月10日撮影)

(『萩原閘門…1』につづく)