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大洲閘門…2

(『大洲閘門…1』のつづき)
FI2617959_1E.jpg門柱上部の床板を、上から見上げてみると、巻上装置が健在であることがわかりました。

小型ゲートでは、上部にスピンドル(ネジ棒)など、開閉機構が、かんざしのように突き出しているものが多かったため、やけにすっきりした大洲閘門を見て、てっきり機械が取り外されたもの(旧江戸川の、当代島水門の例もあるし…)と思っていましたが、小さくまとめられているだけだったのですね。

FI2617959_2E.jpg橋の上から、扉体を見たところ。
下の扉が、上の扉上端にあるフックを引っ掛けて、一緒に上がってくるしくみの、「フック式二段ローラーゲート」という形式です。

扉体を吊り上げる左右のワイヤーは、ご覧のとおりすっかりたるんでしまって、もう長い間、メンテナンスもされていないように見えました。

FI2617959_3E.jpg前後しますが、西側ゲートの近くにあった、河川管理境界を示す標識です。

どうやら、大洲閘門は、潮来市(旧潮来町)の管理下にあるようですね。この現状を見ると、維持してゆくのは、なかなか大変なようです。


FI2617959_4E.jpg同じく橋の上から、東側のゲートを見たところです。こちらが、水位の低い側になります。

左にある小屋は、操作室のようですね。正面に回ってみましょう。
小屋は比較的新しい造りなので、電気設備を更新した際、あわせて新築されたと思われます。

FI2617959_5E.jpg操作室の入口側です。普通なら「××閘門運転室」などと書かれた、表札が下がっているところですが、これといった表記もなく、連絡先の表示もありませんでした。

閘室や扉体付近にも、通航船側から操作できるような、スイッチ類は一切見られなかったので、役場に連絡があったときのみ、係の方が出張ってきて、運転する方式なのでしょう。
これで、廃門(?)となったわけではないことを知って、少しホッとしたものの、いつでも自由に通航できるような、構造ではないこともわかりました。
ある意味、サッパの船頭さんの言葉は、間違いではなかったのでしょうね。

(20年2月10日撮影)

(『大洲閘門…3』につづく)