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物流博物館で小躍り

いや~、見つかって嬉しかったのと同時に、今まで知らなかったことが、こんなに悔やまれたことも、そうそうありません。

何のことかと申しますと…。去る15日(土)に、なんとなく検索結果を流して読んでいたら、物流博物館なるものがヒットしたのです。(もしかしたら、過去、どなたかに教えていただいていたかもしれません。忘れていたらごめんなさい。)
最初は、さして期待していなかったのですが、展示内容をよくよく眺めてみると、私の大好きな、明治の利根川筋を走った川蒸気、通運丸の模型や、同船を描いた有名な錦絵が展示されているのを見て、「おっ」と色めき立ったのが運のツキ。

期待して訪ねたら、ちょっとガッカリ…といった経験も少なくないので、「まあ、物流の博物館だから、水運に関する展示が少しくらいあっても、おかしくないか…。」と、少しはすに構えつつ読み進むと、「販売している書籍など」のページを開いてビックリ!「川の上の近代」という大冊の図録はもとより、なんと通運丸の細密ペーパークラフトまで売っているじゃないですか!
こんな近くにありながら、知らなかったことが、川っプネ好きとして本当に恥ずかしく、かつ悔やまれました。これだけでもゼヒ、買いに行かねば!

さらにその図録は、物流博物館はじめ、3つの博物館が合同で開催した特別展、「川の上の近代―川蒸気船とその時代―」の集成本であること、またこの特別展が、6月17日まで開催されていたことを知るに及び、悔悟の念はますます深まりました(泣)。
特に、特別展のポスター(pdfファイル)のカッコ良さを見てしまった日には、自分のツボにはまったモノを見損ねた悲しさから、人生を3年くらい損したような気すらしたものです…。
(リンク先は特記以外、すべて物流博物館HPより)

FI2617909_2E.jpgというわけで、いても立ってもいられず、翌16日はもう横っ飛びに物流博物館を訪問。
都営地下鉄の高輪台駅から、歩いて10分ほど。静かな住宅街に建つ博物館の建物は、ご覧のようなレンガ色のキューブで、重厚ながら、こぢんまりとした印象でした。

要所に石材をあしらった、明治の洋館風味の造作は、30年ぐらい経つと味わいのある古び方をしそうで、ちょっと楽しみでもあります。

FI2617909_3E.jpg正面、天端近くに掲げられた、石造りの銘板。目立つ看板類がなく、ちょっと見ただけでは、博物館と気づかないほどです。

物流博物館について」にあるように、当館のそもそもは、日本通運が企業として設けた史料室が出発点。通運丸は、日通の前身である、内国通運が運行していたのですから、まさにここが総本山というわけで、まことにうかつではありました(涙)。
なにしろ、各地にある通運丸の復元模型の中で、最も古いものが、当館所蔵の模型(写真はこちら)だというのですから、さすが本家は違います。

FI2617909_4E.jpg入口脇に立てられた、手書きのご案内は温かみがあり、いい意味で、企業の史料室らしい雰囲気を残しているような気がして、好感が持てました。

なお、撮影はフラッシュ撮影以外、禁止されてはいませんが、当然ながら、展示物の掲載には許可が必要なので、館内の様子はこちら(物流博物館展示内容)でご覧ください。
私が特に楽しめたのは、一階の「物流の歴史展示室」でしたが、地階には、「物流ターミナルのジオラマ模型」や、物流に関するゲームがあったりと、お子さん連れでも充分楽しめる内容です。

FI2617909_5E.jpgで、今回の戦利品、通運丸ペーパークラフト。スプラッシャー(外輪カバー)のロゴと旗を取り替え、煙突の白線を未装着にするだけで、木下の外輪蒸気船「銚港丸」にもなるというサービスぶりに、川舟狂としてはただ涙、ナミダ。

思った以上にディテールも細かく、印刷の色もなかなかリアルで、作る前から武者震いがしますわ! きちんと完成するかどうか、不安ではありますが、お正月休みは、もうひっちゃきになって作りたいと思います!

(19年12月16日撮影)

(『川蒸気本の決定版』につづく)