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北十間川西端部…3

(『北十間川西端部…2』のつづき)
FI2617893_1E.jpg西十間橋を過ぎると、河道はゆるく北へ曲がり、すぐに次の京成橋が見えてきます。

ちなみに水深ですが、おおむね2m弱~1m台と浅いものの、水底の地形に凹凸もなく安定しているので、特に不安はありませんでした。


FI2617893_2E.jpg京成橋に近づきました。その名のとおり、京成電鉄のかつてのターミナルであり、本社社屋もある押上駅を間近に控える橋です。

桁側面には、ひらがなで橋名が書かれているのですが、塗料がところどころ剥落し、しかも色あせているので、よく見えません。
撮影地点のMapion地図

FI2617893_3E.jpg京成橋の西側です。橋脚でおわかりのように、東側は新たに増設・拡幅された部分で、こちらは水切りの石組みや、桁の造作から見て、戦前の竣工のようですね。

高欄にはステンドグラスがあしらわれるなど、最近の改装であることが見て取れます。


FI2617893_4E.jpg京成橋をくぐった直後の風景、ここで河道は少し南に曲がります。
手前側の護岸が、新しくなっているところを見ると、いよいよ新東京タワー建設にともなう、水辺の整備が始まったのでしょうか(早とちりかな?)。

そういえば、この先にあるのは東武橋、京成橋と似て、東武鉄道の本社に隣接する橋ですね。業平橋は、かつて広大な貨物ヤードがあり、秋葉原や隅田川貨物駅同様、鉄道と水運が接続する土地柄でもありました。

FI2617893_5E.jpg水深は1mと少しと浅いものの、まだまだイケそう…などと、漫然と200mほど走ってから、ようやくハッと気づきました!
ここは確か、通航禁止区域じゃなかったっけ?

江東内部河川唯一の、「船舶等通航禁止区域」が、まさにここ…京成橋~東武橋の間だったのです。うっかりしていました。お役所に言いつけないでくださいね!

この先、小梅橋近くで、水位低下化区域は終わり、北十間川樋門で区切られた向こうは、隅田川に直結する感潮域です。
写真にも小さく写っていますが、東武橋近くの屈曲部には、水面に水質浄化装置が浮かべられているので、そこが実質的な可航域の終点でしょう。

さて、ここで戻らなければいけません。ご覧のとおり水路幅は狭く、転回しようと舵を切ると、艇の全長より少し広い程度…およそ7m弱くらいと見えました。
幸い、低水敷の護岸は船首先端より低かったので、ほぼ喫水線長だけで回すことができ、しかも西側から微風が吹いていたため、側面積の大きい船首側が自然と東に振られて、楽に回頭することができました。

横十間川との丁字流から、わずか700m弱。まだ未整備の部分が多く、江東内部河川のうちでも、辺境(失礼)の感がある北十間川西端部ですが、新東京タワーの建設にあわせて、新たな水辺整備も計画されているとのことです。
一般の艇も入ることのできる、素敵な水辺に生まれ変わるといいですね。
撮影地点のMapion地図

(19年11月11日撮影)