FC2ブログ

住吉神社へお参り…3

(『住吉神社へお参り…2』のつづき)
FI2617849_1E.jpg家並の間の短い表参道を抜けて、住吉神社の境内へ。箱庭のようにこぢんまりとした、静かなたたずまいで、社務所には日曜日だというのに、ちゃんと宮司さんが座っておられました。

正面の鳥居に架かる扁額が、瀬戸物というのも大変珍しく思いました。有栖川宮幟仁親王の書だそうで、網で覆われて保護されてはいるもの、不逞の輩が石でも投げたら…と、いらぬ心配をしてしまいました。
撮影地点のMapion地図

FI2617849_2E.jpg拝殿にお参りし、愛艇の航行の安全、皆さんのご健康を祈願しました。
重厚な瓦屋根もいいですが、銅版で葺いた屋根は、緑青の青味のせいでしょうか、何か清々しさが感じられ、いいものですね。

佃島という地名が、大阪の佃村から、大川河口に生じた砂洲であるここに、移住した漁師たちにちなんでつけられたことは、よく知られていますが、この住吉神社も、彼らが生国で信仰していた神様を、この地に勧進したのだそうです。
江戸期の船絵馬にも、背景に大阪の住吉神社を描いたものがよく見られましたから、海に関わる人達の間では、盛んに信仰されていたのですね。

FI2617849_3E.jpg拝殿の左奥に、ちょっとお邪魔してみました。先ほど、対岸から神社を見たときに、レンガの建物が見えたので…。

おお、レンガ製の蔵ですね。明治の建築でしょうか、ちょっと右に傾いていますが、境内の木々が覆い被さり、苔むした感じがとてもよろしい…。はりまんさん(ブログ『The Flying Hariman (さまよえるはりま人)』)が喜ばれそうな物件です。



FI2617849_4E.jpgレンガ蔵の横から失礼して、水路を見てみると…。
おおお、また違ったイイ感じ!

蔦のからまるレンガの壁と、石垣護岸の狭水路…。
これで、岸に伝馬船がびっしりもやっていたら、明治時代の港湾風景さながらになるでしょう。



FI2617849_5E.jpg正面から見て右側の奥、水盤舎(おみずや)の影になっているあたりには、二宮金次郎の像が。生い茂る草木にすっかり囲まれて、表面は苔むしており、ちょっと寂しそうな雰囲気でした。

境内にはこの他にも、漁師や水産物業者が建立した「鰹塚」、「東洲斎写楽終焉ノ地」の石碑があり、興味深く拝見しました。



(19年9月23日撮影)

(『住吉神社へお参り…4』につづく)