FC2ブログ

横浜の川をめぐる…18

(『横浜の川をめぐる…17』のつづき)
FI2617829_1E.jpg桜川橋と隣接している、桜橋をくぐると、次は根岸線の鉄橋が頭上を斜めに横切る、息つく間もない橋の密集地帯…。

その向こうは、国道16号線を渡す、大江橋です。さあ、もう一息!



FI2617829_2E.jpgぎっしり区間を、下流側から見たところ。
手前の長大な人道橋は、住吉橋。その奥に大江橋、根岸線鉄橋が見えますね。

周囲は活気のある船溜りで、逞しそうな曳船たちが、ぎっしりと船縁を接してもやっています。

FI2617829_3E.jpg船溜を抜けると、風景が開けてきました。前方の橋は、本町通りを渡す、弁天橋。この次が、大岡川の第一橋たる、北仲橋です。

う~ん、キリが悪くなってしまったので、北仲橋付近の様子は、タイトル画像ででご覧ください。(不精なことをして、申しわけないデス…)
撮影地点のMapion地図

FI2617829_4E.jpgご存知、汽車道のトラス橋。新港に至るかつての鉄道線を、遊歩道として再利用したものです。
客船華やかなりしころは、出港日にあわせて、東京駅発・横浜港駅行きの臨時列車が運転されたそうです。船旅におもむく人々を乗せた列車は、この橋と築堤を渡って行ったのですね。

なお、「かながわの橋100選 番外 港橋梁(汽車道)」(かながわの橋100選)によると、この橋の正式名称は「港第一橋梁」といい、明治42年の架設とのことです。

FI2617829_5E.jpg汽車道をくぐり、高層ビルが天を突く、みなとみらいの横を通って、帰路につくことにしました。帰りのコースはもちろん、京浜運河から、海老取川を経由する、いつもの内水ルートで…。

堀割川、中村川、大岡川と、横浜を代表する3つの可航河川を堪能していたら、すでに日は傾き、ビルばかりでなく、航跡も夕焼けに染まる時刻となってしまいました。

美しく整備された古い橋たち、数多く残る物揚場の跡、繋留船の船影にぎやかな沿岸…。東京とは違った、港町ならではの雰囲気があふれた川景色は、他の都市ではなかなかお目にかかれない、貴重なものだと思います。
繋留船の問題など、難しい点は多々ありましょうが、横浜特有のこの風景が、少しでも永く、この街の川に在ることを願っています。
撮影地点のMapion地図


(19年8月12日撮影)

8月12日の項の参考文献
川の町・横浜 ミナトを支えた水運 横浜開港資料館
復刻古地図 昭和4年 大横浜市交通地図 人文社
吉田新田ができるまで 横浜市歴史博物館
広瀬始親撮影写真 横浜ノスタルジア 昭和30年頃の街角 横浜都市発展記念館

(この項おわり)