FC2ブログ

横浜の川をめぐる…1

FI2617811_1E.jpg8月12日は、横浜市内の川を訪ねてみました。

以前も何度かお話しましたが、東京湾奥、北西岸に沿ったかたちで、河川と運河のみを通って、移動できるルートがあります。
旧江戸川流頭部を出発点とするなら、横浜市磯子区の堀割川河口まで、およそ60km。(Mapion『キョリ測』でルートを表示できますこちら
昔から、荒天時の避航路として知られ、近年は雑誌やウェブで紹介されたこともあり、利用する艇も増えてきました。

途中、海老取川のような狭窄部や、橋の桁下高が低いところもあるので、通過できる艇のサイズは限られますが、むしろそのことが、20ft前後から、それ以下のサイズの小型艇の遊び方――風波には弱いが、狭水路にもどしどし入ってゆける、取り回しの良さ――を、示しているように思えたものです。

ともあれ、今日はその「内水路ロングランルート」の南端部を、根岸から横浜港に向けてたどる形で、横浜市内の3つの川を楽しんでみようと思いたち、東京から根岸湾までは直行コースを取ろうと、久しぶりに海に出ました。

好天でしたが、南の風がやや強く、波長の短い三角波が立っているところもあり、川になじんだ木っ端ブネとしては、思うようにスピードが出せません。
次々と追い抜いてゆく大型艇を横目に、変針点である、東京湾横断道路の「風の塔」横を通過、根岸湾を目指します。
撮影地点のMapion地図

FI2617811_2E.jpgまずは、横浜ベイサイドマリーナ(サイトはこちら)に入港。燃料補給に寄ったのですが、ついでに昼食もとってしまおうと、燃料桟橋から電話して、バースの空きを確認したら、すぐに達けられるとのこと。

とにかく広大なマリーナで、燃料桟橋からビジターバースまで、ぐるっと回るだけで、優に東京ドーム外周の距離くらいは、走ったように思えました。港内を移動する艇、入出港する艇も多くにぎやか、さすが、日本一を称するだけはありますね。
撮影地点のMapion地図

FI2617811_3E.jpg何しろ、いつもは艇の上で、家から持参のお弁当を開く、というパターンがほとんどですから、入港、上陸して昼食というだけで、ものすごいイベント(笑)のように思え、ウキウキもしようというもの。
その上、ここはマリーナとしては珍しく、大規模なショッピングモールも併設されているので、食事の場所にはこと欠かなそう…。

と思って、モールに繰り出してみたものの、夏休みとあって、どのお店も長蛇の列…。
仕方なく、センターハウス(マリーナ事務所棟)に戻り、軽食スタンドで済ませることになりましたが、やはり、上陸しての食事は楽しいものです。繋留した愛艇の姿を遠くに望みながら、おいしくカレーをいただきました。

FI2617811_4E.jpg腹くちくなったあと、ベイサイドマリーナを勇躍出港、根岸湾の奥へと舵を切ります。
ちょっとゆっくりしたのは、理由がありました。この日は、最大干潮時が11時ごろで、あまり早く川に入っても、潮位が低くては、危険が多いと思ったからです。

ここは、高い煙突やクレーンが立ち並び、本船が接岸する臨海工業地帯。
前方、半島状に突き出した埋立地の上にそびえるのは、横浜火力発電所です。目指す堀割川は、あの奥、左手にあります。
撮影地点のMapion地図

FI2617811_5E.jpg堀割川の河口に到着しました。左手は横浜市民ヨットハーバー、正面の高い桁橋は、首都高湾岸線の高架です。

湾内とはいえ、木っ端ブネにはちと厳しい海を越えてきただけに、穏やかな水面が嬉しく、優しく歓迎されているような気持ちにすらなりました。
今日はこの川に「呼ばれている」ようです! きっと、楽しませてくれるに違いありません。川に応えるようにして、スロットルをしぼり、帽子をかぶりなおしました。
撮影地点のMapion地図


(19年8月12日撮影)

(『横浜の川をめぐる…2』につづく)