FC2ブログ

牛島閘門…2

(『牛島閘門…1』のつづき)
FI2617805_1E.jpg閘門の全景をもう一つ、運河側に架かる橋の上から。

前回も触れたように、木製の扉体であり、扉体に直接設けられた注排水装置と、国内の閘門としては、貴重な特徴を備えた牛島閘門です。ぜひ、可動状態を末永く維持していただき、また、単なる静態の記念物に終わらず、どしどし動かして、実際に使っていただきたいものですね…。

FI2617805_2E.jpg新四ツ屋橋を渡って、鼬川の対岸から、牛島閘門と鼬川の接続部を撮ってみました。ご覧のとおりの、まだ新しそうな水門(樋門かな?)が、水路の入口を守っています。通常時は閉じているようですね。

ええ…猛暑でボケていたせいか、この水門の銘板を見てくるのを、忘れてしまいました(泣)。というわけで、名前はわからずじまい。
撮影地点のMapion地図

FI2617805_3E.jpg新四ツ屋橋の上から、鼬川の下流方向を見たところ。水門のすぐ下流には堰があって、大きな落差ができているのがわかります。

この場所に立って、出発前、検索で表示された記事の中に、「富岩運河を通り岩瀬へ 今夏にも運航実験」(北日本新聞社HP)という、水路好きとしてはオッ、と色めき立つものがあったのを、思い出しました。

八田橋近くの鼬川公園から、牛島閘門を利用して富岩運河に入り、岩瀬に至る観光船のルートを市が検討しており、約10人乗りの艇をチャーターして、運行実験を行うというものです。
もし実現すれば、2つの閘門を通過するという、国内でも極めて少ない航路となり、定期化するのは難しいにせよ、先駆的な試みとして、評価に値するのは言うまでもありません。

橋の上から見た限りでは、水門の前の水面下に、基礎護岸が張り出しており、動力船の安全な通航には、もう少し水深が欲しいような感じでしたが、下流にある堰の高さを増すなどして、水位を若干上げれば、実現はそんなに難しくないように思えました。

FI2617805_4E.jpgやはり新四ツ屋橋の上から、反対の上流側を見てみると…う~ん、これは明らかに、以前はもっと大きな橋が架かっていた橋脚を、再利用して架けたと思しき、人道橋を発見。

見たところ、鉄道橋の橋脚のようでしたので、かつて運河の船溜りに沿って伸びていた、国鉄の引込み線の跡かしら? と推定したのですが、酷暑に参っていたのでしょう、またも調査不足に終わりました(泣)。
…イヤ、なんでも暑さのせいにすればよい、と思っているわけじゃありませんよ、念のため(笑)。

FI2617805_5E.jpgこちらは環水公園にあった、「運河のまちを愛する会」の理念と、賛同者の名簿を掲げたボード。富岩運河の存在を知らしめ、運河を生かした街づくりを進めようと、設立された会のようですね。

タウン誌「月刊グッドラックとやま」6月号を拝見すると、現職の富山市長・森雅志氏も、運河だけでなく、松川、鼬川を含めた、水辺の活性化には積極的とのこと。航路復活への機運は、盛り上がっているようです。実現のあかつきには、今度こそ船で、富岩運河を味わってみたいものです!

(19年8月8日撮影)

【20年4月18日追記】3段目、文中に誤りがあったので、一部を削除しました。

(『松川を棹舟でゆく…1』につづく)