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小野川水門

(『扇島閘門…4』のつづき)
FI2617727_1E.jpg水路と陸から、十六島を楽しんだ後は、写真の水郷大橋で利根本流を渡って、香取神宮に向かうことにしました。

途中、寄り道して見たいものが、二つありました。今年の初め、「佐原と小野川…3」で舟に乗ったときは、くぐる機会を逃した、小野川水門と、津宮にある、香取神宮の一の鳥居です。

FI2617727_2E.jpg水郷大橋を渡ってすぐ、左に折れて、堤防沿いの道を進むと、河川敷緑地に入る道があり、堤防を上って下りるとそこはもう、小野川水門を望む駐車場でした。

おお、思ったより大きい…。
支塔と巻上機室が、一体となった造りは、何か妖怪の「ぬりかべ」を思い起こさせて、ユーモラスでもあります。

FI2617727_3E.jpg広大な河川敷緑地の、小野川河口に面した部分は、ご覧のように階段状の親水設備になっており、桟橋も2ヶ所作られて、船着場の雰囲気です。

ちょっと風が強くなってきて、ひたひたと波が打ち寄せ、護岸に当たって音を立てています。

FI2617727_4E.jpg丈夫そうな造りの、遊覧船のものらしい、固定桟橋。
柵には「運航中」と大書きされた看板があり、電話番号も書かれていたので、呼んでみたい衝動(笑)にかられましたが、予定もあるので踏みとどまりました。

桟橋の先に見えるのが、佐原で遊覧船に乗ったとき、天候が許せば、あの周りを一周してから帰るはずだった「タヌキ島」でしょう。

FI2617727_5E.jpgヒバリのさえずる声が聞こえる、静かな小野川河口から、利根本流を眺めたところ。
雄大な美しい流れに、高瀬舟の白帆や、外輪蒸気船の上げる煙がいくつも望まれる、かつての情景を想像して、しばらく立ち尽くしていました。

そういえば、浪曲「天保水滸伝」で、「利根の川風たもとに入れて、月に棹さす高瀬舟」なんて一節がありましたっけ…。博徒さえも、舟に乗って往来した大利根、その栄華がしのばれます。
撮影地点のMapion地図

(19年4月30日撮影)

(『津宮』につづく)