FC2ブログ

ふたたび水郷へ!…5

(『ふたたび水郷へ!…4』のつづき)
FI2617717_1E.jpg大割閘門に到着しました。
ん? 左支柱に貼られた「公衆」の二文字は、一体なんでしょう? 誰でも通れる閘門、という意味かしら。それとも、左に設けられた、仮設トイレのことを指すのかな?

船頭さんいわく、「前の人が、こっちに出てきたばかりでよかったよ。向こうに出たあとだったら、また待ってなきゃいけないからねえ…」
以前、閘門待ちの間に、お客さんが歩いて帰ってしまったのが、よほどこたえているようでした。
撮影地点のMapion地図

FI2617717_2E.jpg注水中の閘室を撮ってみました。

扉体の向こうは常陸利根川で、注水用のスライドゲートは外にあり、バイパス管を通って、水が閘室に湧き出してきます。
チャパチャパという水音と、閘室に広がる、真水のにおい…。何か心が落ち着くような、不思議な感じがして、水の動きを、じっと見入ってしまいました。


FI2617717_3E.jpg扉体の前に止まった舟から、閘室を見たところです。
水門の幅は、ご覧のとおりとても狭く、ようやく一隻が通過できる幅員しかありません。

そうそう、船頭さんの話を、ひとつ書き忘れていました。
先ほど通った加藤洲閘門は、初めは(船頭さんが子供のころ、という意味でしょうか)、角落とし式の水門で、通過に一時間以上かかり、その次は一枚板の、手動スライドゲートに改良されたものの、やはり現在の数倍は、通過時間を要したとのことです。
見沼通船堀(『通船堀に寄り道…1』以下のシリーズ参照)のほかに、角落とし式水門を、ゲートとした閘門があったとは…もし本当だとしたら、驚くべき事実ですね。

FI2617717_4E.jpg大割閘門を出て、常陸利根川を再び横断、前川に向かいます。

やはりバス釣りでしょうか、モーターボートが二隻、閘門に向かってくるのが見えました。



FI2617717_5E.jpg前川水門に到着、ここから、前川十二橋めぐりのコースが始まります。

構造の見えない、箱型のシェル式ローラーゲート、草色の塗装、左右の擁壁は同色のタイルで化粧して、観光地らしいスマートな装いの水門ですね。
撮影地点のMapion地図


(19年4月30日撮影)

【5月17日追記】三段目、船頭さんの話にあった加藤洲閘門の、昔の写真がありました。「水郷の原風景 写真17 水門」(千葉県立中央博物館大利根分館)。これを見た限りでは、角落とし式水門なのはわかりますが、果たして閘門であるかどうかは、判断できません。
この「水郷の原風景」、過去の記事「関宿城博物館で購入した書籍」で紹介した、同名の写真集の一部を公開したもので、十六島を中心とした水郷の、美しい昔の風景が多数掲載されています。ぜひご覧ください。

(『ふたたび水郷へ!…6』につづく)