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出会ったフネブネ‥8

FI1417584_0E.jpg平成5年夏の写真を、続けてご覧いただいていますが、こうして11年前の情景を眺めていると、全く変わらないところもあれば、今やその風景を一変させてしまったところもあり、短いようで長い11年だったのだなあと、ふと感じる何枚かがありました。

この石川島の造船所もそうです。

東京港域に入り、石川島を正面に見つつ左に折れれば、水路のメインストリートたる隅田川はもうすぐ‥そのホッとした時に見る建造中・修理中の護衛艦の姿を見るのが、楽しい恒例となっていました。

写真は、修理中でしょうか、石川島の岸壁に接岸中の、ミサイル護衛艦あさかぜです。

今では、高性能を喧伝されるイージス艦の陰に隠れて、目立たない存在ですが、かつての艦隊では、数少ないミサイル艦として、その存在感はなかなかのものでした。

私は、数ある自衛艦の中でも、このクラスがもっとも均整が取れ、しかも精悍な感じのするスマートなフネだと思っています。

石川島も移転してしまい、艦船の林立するマストが、遠くからも見えた船台の跡は、荒涼たる更地になっていて、静かなものです。

工作機械やクレーンの喧騒、艦上で号笛を練習する海士たちの笛の音、炎天下で聞いたあのサウンドすべてが、過去のものとなりました。