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ふたたび水郷へ!…1

初夏のような好天に恵まれた、黄金週間2日目は、2度目の水郷訪問を果たしてきました。4月は公私ともに多忙で、疲れているはずの身体にムチ打って、休みになったとたん、二日連続で水路漬けとは、因果というか、我ながらガツガツしています。

FI2617712_1E.jpg今年1月の佐原訪問(過去の記事『佐原と小野川…1』以下参照)を含めると、下利根周辺は3度目になります。まあ、自分の中では、一種理想郷のようなところでありますから、訪れるたびに新たな発見があり、楽しさもいや増すように思えるのです。

昨年は、十六島の与田浦から舟に乗りましたので(『魅惑の水郷…1』以下参照)、今回は、前川が常陸利根川に注ぐ地点にある、潮来遊覧船組合の桟橋から、出発することにしました。
河畔のホテル街にはさまれた、言わば潮来観光の中心地で、専用駐車場もすぐ近くにあり、飲食店や土産物店も多く、舟を下りてからの散策にも、便の良いところです。
撮影地点のMapion地図

FI2617712_2E.jpg桟橋の近くにあった、「地方港湾 潮来港」の看板。

ここは全国でも数少ない、地方港湾指定を受けた、現役の河港なのです!
川船のための港が、今なおこうして存在している、というだけで、私にとっては感動もの…。
さすが水郷! さすが潮来!

FI2617712_3E.jpg今回乗ったサッパは、前回と異なり、ご覧のようなキャンバスオーニングがついた、半密閉型です。

受付で申し込むと、まず常駐のカメラマン氏が、船頭さんとの記念写真を撮ってくれます。編み笠を渡されて、あやめが描かれた板の前でニッコリ(笑)。出来上がった写真は、帰港時に、きれいな台紙に入れて渡してくれました。

なんだか面映いような、観光地らしいジャブ(?)のあと、船頭さんにうながされて、常陸利根川に浮ぶサッパに乗船。

FI2617712_4E.jpg今回のコース、まだ行ったことのない、前川めぐりだけでも良かったのですが、ちょっと欲張って、昨年と逆コースの十六島一周のあと、前川を往復してもらうというコースにしました。

常陸利根川を渡る途中で、同形式のサッパをよくよく見ていると、なるほどと思わせる部分がありました。
原型である農舟のサッパは、タテイタという、戸立造りの平らな船首尾を、跳ね上げたような形ですが、遊覧仕様のこれは、船外機と操船者の重量が後ろにかかるため、船尾水線付近に、箱型の船尾材を張り出して、浮力を補っているのが(まあ、ようやくですが)わかったのです。

直線的なタテイタが際立たせる、全体の流れるような輪郭…。サッパは、和船では多く見られる、ミヨシ(船首材)のない分、外観は素朴になりますが、ラインがスッキリして、むしろ好ましい感じがします。

内舷の開口に取り付ける、船外機の装着方法も、妙に気に入っていることもあり、コレに自分好みのセイジ(居住設備)をつけて、利根川・江戸川をロングランしたら、さぞ面白いだろう…などと、よく妄想してしまうのです。

FI2617712_5E.jpg常陸利根川を横断し、加藤洲閘門に到着。十二橋、新左衛門川に入ります。
昨年は、住宅密集地にある小型閘門という、マニアック(笑)な存在に大騒ぎした私ですが、今年は2回目なので、つとめて冷静を装うだけの余裕(?)はありました。

気持ちにゆとりがあるせいか、はたまた日ごろの行いの良さからか、水路周辺のさまざまな変化を目にし、また船頭さんからは、多くの興味深いお話を伺うことができて、前回以上に、濃厚かつ充実した船行になりました。
次回より順次、ご紹介したいと思います。
撮影地点のMapion地図


(19年4月30日撮影)

(『ふたたび水郷へ!…2』につづく)