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最低橋に挑戦!…3

(『最低橋に挑戦!…2』のつづき)
FI2617662_1E.jpg沢海橋をくぐって、北側から見たところ。
たくましささえ感じるような、太い水管橋が併設されています。橋のサイドビューが隠されてしまうのは残念ですが、いかにも、このあたりらしい風景ではあります。

子供のころに、ここに遊び場があったら、きっとあの管の上を「度胸試しだ!」とばかりに、おっかなびっくり渡ったに違いありません。

FI2617662_2E.jpg沢海橋から200mほど行くと、左手は木場公園。大横橋(A.P.+2.5m)から手前には、見事な桜並木(?)が連なり、花にカメラを構える人が多く繰り出して、賑やかです。

橋の手前の水面には、水鳥の群れがいたのですが、30mくらいまで艇が近づくと、いっせいに飛び去ってしまいました。どうやらお花見のお客さんが、鳥に餌をやっていたようです。ゴメンナサイ…(泣)。

現在の木場公園が、現役の木場だったころは、写真左側にも、貯木場に通じるたくさんの水路が口を開けており、もちろん橋も多く架かっていて、陸地より水面の方が、多いような状態でした。
沢海橋から茂森橋の間に架かる木場の橋は、南側から、富田橋、武市橋、楢原橋、伊東橋、海軍堀橋と、五つもあったそうです。一直線に架かる五つの橋を、縫うように出入りする筏や曳船…きっと素晴らしい水路情景が、展開されていたことでしょう。

ちなみに海軍堀橋の名は、明治初頭、茂森橋近くに、海軍の艦材囲場が設けられたことによるようです。明治の初めといえば、まだ木製艦が現役で、鉄・鋼製艦と言えど、木を用いる部分が多かった時代ですから、船材の需要は、少なくなかったことでしょう。
撮影地点のMapion地図

FI2617662_3E.jpg寒桜が、あまりに見事なので、一枚撮ってみました。い、いや、コレ桜なのかしら? こういうことはからっきしな無粋者で、お恥ずかしい限り…。お花に詳しい方、ぜひご教示ください。
う~ん、でも、本当にキレイだなあ…。

毎年、お花見のシーズンは何かと手がふさがりがちで、都内を母港としながら、浜離宮や旧大島川の桜を、水路上から見たことがないという私と愛艇ですが、狭い水路の奥で、こんな見事な咲きっぷりを目にできるとは!

FI2617662_4E.jpg大横橋を過ぎると、またもや泡が流れてきました。写真右手の護岸に、水面に突っ込まれたパイプが見えますが、そこからのもののようです。先ほどのものより、吐き出す水量が多いらしく、艇がえらい勢いで左に振られ、あわててエンジンをふかし脱出。

豊木橋(A.P.+3.3m)の右に隣接した、暗渠の出口らしいコンクリート構造物は、親水公園化された横十間川に通じる樋管か、サイフォンのようなものでしょうか?

この横十間川にちなんで少し。「横」の名を冠する水路は、他にも大横川があるように、南北に走る水路を指すのが、江戸以来の慣例でした。
本来なら、東西に伸びる部分(Mapion地図)は「十間川」なのですが、昭和40年の河川法改正で、名称の統合が行われたのです。
(『干潮時にすり抜けろ!…5』に関連記事)
撮影地点のMapion地図

FI2617662_5E.jpg豊木橋の向こうは、ふたたび人影もまばらな、静かな水辺となりました。
左手には木場公園の木立がこんもりと繁り、右手は、まだ花はまばらながら、低い桜並木が顔を出している、清々しい雰囲気の水路です。水深にも不安はないし、しばしのんびり気分。

いよいよ、「最低橋」、茂森橋が見えてきました!
首尾よく、くぐることができるでしょうか?


(19年3月4日撮影)

【3月12日追記】2~3段目、桜じゃないですね、桃でした(大恥)。忘れないように、あえて訂正しないでおこうっと…………。

(『最低橋に挑戦!…4』につづく)