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最低橋に挑戦!…1

(『住吉水門をくぐる』のつづき)
FI2617660_1E.jpgさて、本日のメインイベント(笑)は、大横川南端部の、逆L字型になった未紹介部分…Mapion地図で示すと、ここからここまでの区間を、踏破することです。

以前、「干潮時にすり抜けろ!…6」でも紹介した、江東内部河川・西側河川の最低橋(前にも言いましたが、一番ヒドイ、という意味ではありません!)である、茂森橋(A.P.+2.3m)のあまりの低さには、逆に魅せられるものがあり、休日の日中に大きな干潮が来たら、是が非でもくぐってやろうと、妙な欲望をぎらつかせておりました。

内部河川の攻略(?)に、大いに参考にさせていただいているのが、海上保安庁海洋情報部HPの「潮汐推算」ページです。地図上の好みの地点を選択し、年月日を入力するだけで、過去、未来の1日の潮位の変動が、潮汐推算グラフとして表示されるというもの。
潮時カレンダーを横目に、芝浦での潮汐推算を行い、いくつかの候補日を割り出しました。あとは私の都合と天候など、必要条件が満たされる日が、運良く候補日のどれかに当たればよいわけです。

ちなみに、本記事の航行日・3月4日(日)の、芝浦の潮汐曲線はこちら。昼の干潮は11:30ごろ、水位60㎝前後と出ました。もちろん気象などの影響で、若干の誤差はあります。実際の潮位は、同じく海洋情報部の、「リアルタイム験潮データ」で見ることができます。

すこし不安だったのは、グラフに表示されている+-0mが、A.P.なのかT.P.(東京湾中等潮位)なのか、どこにも表記がないことでしたが、「干潮時にすり抜けろ!」の航行日、昨年10月9日の潮汐曲線を見ると、昼の干潮時12:00の潮位は82㎝、このときくぐった最低橋がA.P.+2.5mの南辻橋でしたから、茂森橋のA.P.+2.3mは、十分かわせると考えました。
ともあれ、ちょっと前までは、その道の専門家でも一仕事だったであろう、未来の潮位を予測・計算するという作業も、今では素人の私でも、簡単に知ることができるのですから、ありがたいことです。 

写真は大横川(旧大島川)と平久川の十字流に面した、東富橋。現在時刻は10:49。
十字流の向こう、逆L字型になった南端部に急ぎます。
撮影地点のMapion地図

FI2617660_2E.jpg逆L字水路の、入口付近に到着。
現在では全て、大横川と呼ばれるこの水路も、かつては東西方向が大島川、南北方向を大横川として、区別されていたのでしょう。

お決まりの、親水護岸で狭められた水面が、ビルの谷間に伸びています。側壁にくろぐろと露出した、貝や藻の付いた面と、奥から手前方に向かう、ゆるやかな流速が、潮の引き具合を物語り、これならいけそうだ、という安堵感がありました。水深は2m前後、まずは心配ないようです。
撮影地点のMapion地図

FI2617660_3E.jpg第一橋、平野橋(A.P.+3.4m)に近づきました。

少なくとも、架橋後50年は経っていそうな、古いプレートガーダー(鈑桁)橋ですね。歩道部分の張り出しは、のちの増設部分でしょうか。



FI2617660_4E.jpg首都高9号深川線と、その下に三つ目通りを通す、平木橋が見えてきました。おや、引潮に乗って、なにやらモコモコと泡が…。吐出口は左側の水中にあり、水流で艇が少し振られます。

この左側には、かつて大島川東支川があり、いくつかの支水路を擁して、仙台堀川まで続いていました。現在は、木場親水公園となっています。これもパターンですが、目前に見える首都高は、手前に折れてきた後、親水公園の上空を利用して北上します。
洗剤などが混じった、生活廃水の泡とは違った雰囲気でしたので、親水公園からの排水かもしれません。

FI2617660_5E.jpg平木橋(A.P.+3.3m)のアップです。橋名の上に、航路断面図を掲示してあるのが変わっています。

サビサビでよく見えませんが、どうやら、浚渫してある航路幅は7mあり、橋台の近くは浅くなっているよ、という図のようですね。
ちなみに橋の下には、使われなくなった筏や、半沈状態の和船が浮いているので、通過される艇はご注意!
撮影地点のMapion地図


(19年3月4日撮影)

(『最低橋に挑戦!…2』につづく)