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芝浦の運河めぐり…9

FI2617626_1E.jpg(『芝浦の運河めぐり…8』のつづき)
芝潟橋の下から、霞橋方向を見たところです。
新芝南運河と違って、沿岸のビルは運河に背を向けており、モノレールの線路が、低く頭上を走っていることもあって、路地裏のような雰囲気。

沿岸の地権者のご都合もあるのでしょう、親水歩道はやはり途切れて、「島」の周囲を一周するには至っていません。

FI2617626_2E.jpgその、親水歩道の切れ目にあるのが、芝潟橋に隣接した、このアジトか秘密基地(笑)風の、魅力的な建物。

水面に張り出した屋根つきの、小さなクレーンのレールが、なんともイイ感じ…。間口からして、そんなに大きくないものなのでしょうが、何を積み降ろすのでしょうか。荷役中の風景を、ぜひ見てみたいです。

FI2617626_3E.jpg芝浦西運河に戻り、先ほど西側から見た、渚橋を東から。逆光でモノレールの線路が黒く写り、ちょっとものものしい感じになりました。

芝浦運河地帯は、どこを走っていても、モノレールの滑る姿が視界にあるお陰で、他の水路にない面白さがあります。
水面上空を有効利用している、という意味では、高速道路と一緒ですが、線路自体が細いということもあり、あまり圧迫感がないのも、水辺の風景として好ましく感じる、理由の一つなのでしょう。
撮影地点のMapion地図

FI2617626_4E.jpg「く」の字に曲がった芝浦西運河の、北側水路を芝浦運河に向かいます。

終端部近く、芝浦2丁目(写真左)と、芝浦アイランド・エアタワーの間には、どうやら橋が架けられるようで、橋台が建設中でした。ビル風でしょうか、ここで再び突風が襲いかかり、写真右側に吹き寄せられて、ちょっとヒヤリ。

FI2617626_5E.jpg芝浦運河地帯、台形状の一筆書きを終わり、芝浦運河に出ました。写真は、汐彩橋近くから南方、芝浦アイランドを眺めたところです。

建物はもとより、護岸も、緑地も、すべてが建設工事たけなわといった風で、活気と喧騒にあふれていますね。この10数年で、東京の水辺は大きく変貌しましたが、それが今なお続いていることを、艇を出すたびに実感します。
例えそれが、道としての水路を整備することではなく、庭園の泉水のように、観賞するための水辺を作り出すに過ぎないことであっても、やはり私にとって、楽しいことには違いないのです。
撮影地点のMapion地図

一昨年に、芝浦運河をご紹介してから、この運河地帯の由来について知りたくなり、書店をあたってみたものの、いまだにこれといった本に出会えません。(私の探し方にも、問題があるのでしょうが…)東芝の発祥の地であることなど、よく触れられる場所なのですが、なかなか運河までは、筆が及ばないようです。
芝浦の運河について、詳しく書かれた本をご存知の方がおられたら、ぜひお教え願いたいものです。

今回は、本文中で引用させていただきませんでしたが、サイトでは、以下の二つを特に面白く拝読しました。ぜひご覧ください。
芝浦の歴史」(芝浦商店会
潮風が吹き抜ける運河の街『芝浦』」(Kissポート

(18年12月31日撮影)

(『大晦日の水門たち』につづく)