FC2ブログ

竪川睦

FI2617596_1E.jpgだいぶ前の話で、恐縮ですが…。

去る10月8日は、青空が広がったものの、秋の嵐の翌日とあって、風速20m近い強風でした。出港できるとは思いませんでしたが、一応マリーナに足を運び、出港停止発令を確認したあと、軽く艇の清掃をして、「明日も休みなのだから、また来ればいいさ」と、その日はお散歩に予定変更。亀戸天神社(亀戸天満宮)を参拝することにしました。

なぜ、亀戸天神社かと申しますと、間近を南北に走る江戸以来の運河、横十間川(十間川)は、またの名を天神川と呼ばれることがひとつ。また、立地からしていかにも、水路ゆかりの神様のおわす場所、と思えたからです。

縁起などの詳細は、亀戸天神社HPをご覧いただきたいのですが、私としては、あわよくば大水運時代の残り香でもあれば…と、よこしまな期待(笑)を抱いての訪問だったことは、言うまでもありません。

FI2617596_2E.jpg家並みの間の狭い道を抜けて、訪ねた天神様は、こじんまりとした印象でしたが、太鼓橋の上から一望できる境内は、心の字池に藤棚が配された、箱庭のような美しい庭園で、江戸時代より行楽地としても賑わったことが、納得できました。

立派な拝殿に参拝したあとは、何かないかな、とお庭をうろうろ。石碑の類が実に多い境内で、ひしめきあう、といった印象でした。

う~ん、水運ゆかりの碑は見当たらないか…と思ったら、石碑ではありませんでしたが、「竪川睦」と刻んだ、石の柵柱を何本も発見! 「竪川睦」、なんだろう? 字面から察するに、竪川に関係のある人たちが集まった、講中のような雰囲気ですが…。
これだけのものを奉納したのですから、かなり熱心な講中なのでしょう。字の上から塗られた、塗料はまだ新しく、活動が継続されていることを伺わせます。

帰宅してから、何冊か本をひっくり返したのですが、関連蔵書が貧弱ということもあり、該当なし。仕方がないので、ウェブ検索してみると、「やっぱり亀戸が好き!」という、地元の不動産屋さんのブログのみがヒットしました。

それによると、「竪川睦」とは、亀戸天神社の祭総代であるとのこと。詳細はまたの機会に、とのことでしたので、今回判明したのはここまでです。
しかし、この不動産屋さん、地元の伝統や歴史を、非常に大切にしておられるのですね。うーん、頼もしい!

FI2617596_3E.jpg境内をゆっくりお散歩し、天神様近くの和風喫茶店で、おいしいコーヒーをいただいたあとは、やはり性(笑)としてですね、フラフラと横十間川に吸い寄せられましたとも、ええ。

蔵前橋通りを渡す、その名も天神橋(A.P.+2.4m)を、北側より見たところ。
嵐のあとですので、水は濁っていますが、親水歩道があり、河岸棒が何本も打ち込んである水辺は、今にも船が来そうで、悪くない雰囲気です。

FI2617596_4E.jpg同じ場所から、北側を振り返ると、桟橋もあります。以前も紹介した「東京水路MAP」には、天神橋防災船着場とあります。

いつもコメントをくださっている、はじめさんのご指摘によると、江東区の管轄で、もとは江東区営水上バスの桟橋として、建設されたとのことです。

ここに係留して、天神様にお参りなんていうのも、乙なものでしょうね。
撮影地点のMapion地図

FI2617596_5E.jpg親水歩道に立っていた、注意書きの看板をよくよく読んでみると…あ、ここは親水歩道ではなく、「自然魚釣場」なるモノでしたか。
そういえば、私が写真を撮っている最中も、係の人がちゃんと見回りに来ていました。

「いや、『自然』じゃなくて、ここは人工の水路だって」(笑)と、一人で突っ込みを入れるブキミな男…それは私です。


(18年10月8日撮影)

【11月30日追記】4段目、はじめさんのご指摘の件、訂正・追記しました。はじめさん、ご教示ありがとうございました!
【12月2日追記】やっぱり亀戸が好き!」の管理人の方が、竪川睦についての詳しい解説記事を、トラックバックしてくださいました。ありがとうございました!