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石狩川関連の冊子

FI2617557_1E.jpg(『創成川』のつづき)
江別河川防災ステーション(『上川丸に会いにゆく…1』参照)でいただいた、石狩川関連のパンフレット類を8点、ご紹介しましょう。川の博物館でも、同じラインナップが置いてありました。

これらは全て無料配布で、判形はA4判、特記がない限り中綴じ製本、発行年月は記載されていません。

★「川の道 石狩川の舟運物語」 12ページ 発行:(財)石狩川振興財団
唯一、水運をテーマにしたものです。明治14年に就航した、2隻の監獄汽船から、22年石狩川汽船会社の設立、35年命令航路(国庫の補助によって維持される航路)となり、昭和9年に廃止されるまでの歴史が、貴重な図版とともに解説されています。
まだ不明な点も多いのでしょう、物足りない面もありますが、体裁、本文の編集ともなかなかきれいで、よくまとまっています。末尾4ページは、意外に古い歴史を持つ、渡船について割かれており、特に石狩川渡船場(河口近く、安政4年創設)の写真は興味深く拝見しました。

★「石狩川治水の祖 岡崎文吉」 28ページ(内8ページ観音折り) 発行:北海道開発局・石狩川開発建設部
これは、無料なのが申しわけないほど、立派で濃厚な本です。
水運を重視した治水思想や、新しい護岸機材、岡崎式単床ブロックの開発者として知られる、工学博士・岡崎文吉の年賦が、豊富な図版と資料により仔細にたどれ、編集も非常に優れています。

FI2617557_2E.jpg★「江別河川防災ステーション」 (展示案内パンフレット) 観音折り8ページ 発行:北海道開発局・江別市
同館の展示案内ですが、上川丸現役時の魅力的なショット数葉、および石狩川水運の沿革が掲載されており、読ませるパンフレットです。石狩川洪水の年表と、被害の様子もよくまとめられています。

★「札幌河川事務所管内の排水機場と水門」 12ページ 発行:北海道開発局・石狩川開発建設部・札幌河川事務所
こちらは土木マニア垂涎?!かも知れません(笑)。水門と排水機場の写真集です。管内9排水機場、2水門を紹介、少ないページではありますが、美しいオフィシャル・フォトで、じっくり堪能できます。

FI2617557_3E.jpg★「時空冒険 治水トラベラーズ マンガでなっとく! 石狩川放水路」 (全4巻) 発行:北海道開発局・石狩川開発建設部・札幌河川事務所
①巻12ページ ②巻16ページ ③巻12ページ ④巻8ページ
年少者向けの、一昔前で言えば「学習まんが」なのですが、素朴な絵柄ながら、とにかく可愛らしいのが気に入りました。
少年少女が、明治37年の大洪水時にタイムスリップして、その時代の人物と一緒に、石狩川の治水に取り組む、というお話です。明治にタイムスリップしたはずが、いつのまにか、昭和も末に作られた、石狩放水路を造るお話になってしまっているあたり(笑)など、突っ込みたいところもあるにはあるのですが、可愛らしいので目をつぶります!


北海道の項の参考文献(上記8点以外)
国土作りの礎 (松浦茂樹 著)鹿島出版会
通運丸と黒田船長 (佐賀純一 著)筑波書林
新編 川蒸気通運丸物語 (山本鉱太郎 著)崙書房

(この項おわり)