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神田川…7

FI2617532_1E.jpg(『神田川…6』のつづき)
柳原神社のすぐ上流、鉄道橋に隣接する位置にある、人道橋、神田ふれあい橋。
建物のすきまからすきまへと、少し窮屈そうなところに架かる橋ですが、ガーダーは天地寸法のある、人道橋としてはなかなか重厚なもので、2ヶ所にベランダも設けられるなど、歩行者への配慮も見られます。

FI2617532_2E.jpg昭和通りを渡す、青い鋼アーチ、和泉橋を遠望したところです。

写真左手前に、下層階がガラス張りのビルが見えますが、この前を通り過ぎるとき、ガラスの内側では、何のイベントか、コスプレ(でしたっけ?)のキレイなお嬢さんたちがたくさんおり、いっせいに「キャ~!!」といった感じで、手を振ってくれました(笑)。
こういう場合は、もちろん全力で応えますとも。ええ、もう(笑)。

FI2617532_3E.jpg和泉橋の上流側、北岸に設けられた、都の和泉橋防災船着場。
ポンツンもかなり大きいですが、護岸を切り込んだ、エントランス部分まで含めると、神田川流域では、最も立派な桟橋施設でしょう。

このあたり、北岸は佐久間河岸、南岸は柳原河岸と呼ばれていました。
佐久間河岸の地名は、和泉橋下流側にのみ、現存しています。柳原河岸の名前は、南岸沿いの柳原通りに残りました。

また、ここの上流側に、秋葉原貨物駅に至る、短い水路があり、駅構内はポンドになっていたそうです。以前も触れましたが、かつてはカサ高な貨物の近距離輸送に、水運を活用していたため、主要な貨物扱い駅は、水運の便が良いところに設けられていました。
撮影地点のMapion地図

FI2617532_4E.jpgここで、和泉橋~美倉橋間で見かけた、小さな水門を二つ。いや、堤防を貫通しているので、樋門と呼んだ方が正確でしょうか。

扉体が全没している、スライドゲート。なんの色気(笑)もない造作ながら、この先に、見知らぬ水の道が続いていると思うと、あれこれと妄想をめぐらしてしまい、興味が尽きません。
このあたりには、かつて浜町川という、南東方向に隅田川まで伸びていた水路があったので、その名残かも知れません。今でもある大和橋、鞍掛橋といった交差点名に、浜町川の跡を、たどることができます。

「日本橋川…7」でもお話しましたが、浜町川は、途中で竜閑川とも接続、町人地の運河の一つとして機能していました。

FI2617532_5E.jpgこれは…スライドゲートには違いありませんが、先ほどのものより、さらに小型で、もはや水門というより、栓…に近いシロモノですね。
もう、水門趣味の極北(笑)。

水門趣味の師匠なる人が、もしいたら「飾り気のない、枯淡さが佳し」となどと、評をつけてくれたりして…。緑のある土の堤防ではなく、コンクリート護岸なのが、枯れた雰囲気に拍車をかけていてまた良い、とか(笑)。

これを、見過ごせなくなったということは…もはや土木好きも、病コーモーに至った(笑)証拠かもしれません。

(18年9月2日撮影)

(『神田川…8』につづく)