FC2ブログ

神田川…5

FI2617530_1E.jpg(『神田川…4』のつづき)
昌平橋上流側から左を見上げると、これも橋梁愛好家にはおなじみの、鋼タイドアーチ、総武線の松住町架道橋が。お店や立ち木に邪魔されて、全貌は撮れませんでしたが…。

全長、70数mの巨体でまたぐのは、国道17号と外堀通りの交差点…。というか、二つの道は交差しておらず、「昌平橋交差点」の上で、まるで双曲線のような形で、ちょっと接してから、別れているのですね。
撮影地点のMapion地図

FI2617530_2E.jpgそして昌平橋。この時代のコンクリートアーチで、3本に人車分離された橋は、珍しいですね。大正12年竣工、震災後増築され、昭和5年に完成したそうです。3本とも、外壁や欄干を改修されているので、古い感じはしません。

明治の末、すぐ右の高架線上には、現在の交通博物館跡にあった、万世橋駅ができるまで、昌平橋の名を冠した仮駅があったそうです。
写真左の橋詰には、スライドゲートが十数年前?まであったのですが、いつの間にか撤去されたようですね。旧石神井川の河道は、不忍池から、このあたりを南北方向に横切っていたそうなので、水門は河口跡だったのでしょうか…と、また妄想を広げてみたり。

FI2617530_3E.jpg昌平橋の車道橋の、要石の部分にある装飾です。

水面上からは、チラッとしか見えませんが、何の意匠なのでしょうか。小さいながら、気になる形ですね。



FI2617530_4E.jpg下流側北岸に、小さな口を開ける、お茶の水分水路出口。

先ほど紹介した、水道橋下流の入り口からここまで、1300メートルの長さがあるそうです。断面は小さいので、モーターボートでの通船はムリそうですね。
カヌーやインフレータブル乗りの方で、挑戦された猛者はおられますか?

こんな解説サイトもあります。→「神田川・お茶の水分水路」(長崎大学・地盤環境研究室HP

FI2617530_5E.jpgこれも土木ファンにはおなじみ、旧万世橋駅のレンガ高架線。
この高架下を展示室にしていた、交通博物館閉館で、盛んに採り上げられましたから、あまり関心のない方でも、よくご存知かと思います。

この高架下、以前、入れていただいたことがあるのですが、窓のある部分の、写真手前側は、館内に常駐する業者さんが、展示の模型を作ったり、修繕したりする工作室や、もとは教室として使っていたスペースもあり、窓のない部分も、昌平橋近くまで、倉庫として使用していました。
レンガの厚みのせいでしょう、中は洞窟のようにひんやりとして、薄暗い頭上にカーブを描くアーチの天井に、100年近い歴史の重みを、感じたものでした。

(18年9月2日撮影)

(『神田川…6』につづく)

【9月28日追記】はりまんさんのブログ、「さまよえるはりま人」の「レンガのある風景(286) ~ 煙突 (明石市東部)」に、トラックバックさせていただきました。