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神田川…1

FI2617525_1E.jpg(『日本橋川…11』のつづき)
神田川に出る前に、はりまんさん向けの一枚を。
中央線・小石川橋梁のレンガ橋台。石やレンガ造りのものは、古びても味があって、いいものですね。

この橋をくぐった左手、神田川南岸は、飯田河岸と呼ばれた長大な河岸地でした。
かつて、貨物駅、あるいは貨物扱いのある駅は、すべて水運の便の良いところにつくられ、小廻し(近距離輸送)を船に頼りましたが、甲武鉄道のターミナルとして建設された飯田町駅も、その例に漏れなかったわけです。

FI2617525_2E.jpg下路式のガーダー道路橋、小石川橋です。
写真右奥に、旧水戸藩邸である庭園、小石川後楽園があり、江戸では珍しかった石造アーチ、円月橋が現存することでも知られています。

橋下、やや右に黒く口を開けているのは、水道橋分水路。昨年、こちらでもご紹介しましたが、「追跡日記」のさんどさんが、「神田川の分水路をゆく」で、ここをボートで航行するという、快挙を成し遂げたことは、記憶に新しいところですね。

この分水路は、外堀通りの下を暗渠として通っており、飯田橋の少し上流に入り口がありますが、途中で2本の分水路と合流・分岐していて、一つは大曲の、白鳥橋下流に入り口が、いま一つは水道橋下流に出口があります。
撮影地点のMapion地図

FI2617525_3E.jpg専大通りを渡す、緑色の鋼アーチ、後楽橋を見たところです。

右手前、バージが接岸する施設は、三崎町作業所です。清掃車が、付近一帯から集めたゴミを、ここに集積し、ホッパーでバージに積込む設備があります。
ここから江東区にある処理施設まで、バージで運ばれるゴミは、不燃ゴミとのこと。これをトラックで運んでいたら、道路の混雑はもとより、他のコストも結構なものになるでしょうから、ここに川があり、舟運がその長所を活かして活用できるのは、ありがたいことだと思います。

FI2617525_4E.jpg後楽橋から、水道橋までの区間は、幅が少し狭く、狭窄部と言ってもよいくらいです。堤防ぎりぎりまで、結構な高さのビルが、峡谷のようにすき間なく続くのも、狭く感じる一因かもしれません。

写真左の北岸は、かつて市兵衛河岸と呼ばれ、明治以降は旧陸軍の物揚場としても使用された河岸地で、右の南岸も、三崎河岸と呼ばれていました。河川敷を含む河岸地は、必要性が薄れた場所から、民間に払い下げられたようですから、かつては、これらのビルの幅だけ、河川敷が広かったのかもしれませんね。

FI2617525_5E.jpg後楽橋の下流側に架かっているのは、神田川と外堀通りをひとまたぎする人道橋、後楽園ブリッヂです。

この日は土曜日でしたから、ゴミ収集が行われており、バージを曳いた曳船が、いつ現れるかと警戒しつつ、神田川に入ったのですが、三崎町作業所には、すでに一隻接岸していたので、当分は来ないだろうと、タカをくくっていました。

ところが…!

(18年9月2日撮影)

(『神田川…2』につづく)

【9月28日追記】はりまんさんのブログ、「さまよえるはりま人」の「レンガのある風景(286) ~ 煙突 (明石市東部)」に、トラックバックさせていただきました。