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すごい人気だ通船堀…3

FI2617507_1E.jpg(『すごい人気だ通船堀…2』のつづき)
前後しますが、こちらは実演に向かう途中で写した、通船堀西縁の、復元一の関で、上流側から見たところです。

東縁と同様、かたわらにはベンチや説明板を配した、休憩所となっており、写真でもおじさま方が、熱心にのぞき込んでいるのが見えますね。

FI2617507_2E.jpg下流側から、同じく一の関を見たところ。
桜並木はあるものの、どちらかというと開けた風景の東縁とは異なり、うっそうとした竹林が覆いかぶさる西縁は、深山幽谷の趣すらあり、対照的な雰囲気です。ちなみに、西縁の全長は、東縁よりかなり長く、650mほどあります。

西縁は、一の関のみの復元で、しかも実演をすることはできませんが、岸に護岸などしないあたり、往事をしのばせるには、充分な配慮がなされていると言ってよいでしょう。

FI2617507_3E.jpg一の関のかたわら、下流側に立つ石碑。

右側が、切れて写ってしまいましたが、台座の石は、舟型にこしらえてありました。




FI2617507_4E.jpg実演会場を離れた後は、芝川縁をちょっとお散歩。

八丁橋のひとつ上流には、木の欄干がついた、素朴な感じのコンクリート桁橋があり、のどかな風景です。

撮影地点のMapion地図


FI2617507_5E.jpg今回、実演会場入り口でいただいた、パンフレットと団扇。

パンフレットは、「見沼代用水路と 国指定遺跡 見沼通船堀」という、1色刷り中綴じ8ページのもの。
内容は、代用水路・通船堀の歴史や、閘門についてのほか、周辺の絵地図なども掲載され、図版も豊富で読みやすく、配布物としては大変良い出来だとは、思うのですが…最後のページ、「日本各地の閘門」なる表で、ちょっと引っかかりました。(また?とお思いでしょうが、ごめんなさい、書いちゃいます…)

この表には、高瀬川から江戸川まで、ほぼ時代順に全国27ヶ所の閘門が掲載されているのですが、門扉形式や構造の記述に、間違いが非常に多く、また閘門と判定しづらいものまで入っており、首をひねりました。
また、表のタイトル横にある「キャナルネット調べ」なる、団体名らしい名前も気になりました。一見NPOか何かの名称に見えましたので、「運河研究者の集まりかしら…」と、若干期待して検索したのですが、それらしい団体は、ヒットしませんでした。ご存知の方、おられたらご教示下さい。

ボール紙の団扇は、表面は実演中の写真に、「見沼通船舟歌」の歌詞をあしらっており、裏面には、通船堀の通航方法が、説明文とともに図解されていました。
当日は薄曇りで、小雨がときおりぱらつくような天気でしたが、蒸し暑くもあったので、大変ありがたく、使わせていただきました。

いや、通船堀の人気ぶりには驚かされましたが、こんなにも多くの人に愛され、保存・継承されてゆく、水運の土木遺産がここにある、という認識を新たにでき、安心したと申しましょうか、仕合せを分けてもらったような、そんな休日でした。

(18年8月27日撮影)

(この項おわり)