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辰巳運河

FI2522478_0E.jpg…というわけで、昨日5月1日に、本年初出航と相成りました(涙)。

かなりの強風下ではありましたが、好天に恵まれ、何より気温30℃近い真夏日となったのは、寒がりのオープントップ艇乗りとしてはありがたい限りで、6時間弱の航行を楽しむことができました。

まずは、辰巳と東雲の両埋立地の間を走る、辰巳運河を通って、東京港へ出ることにしました。馴染みの水路ですが、本ブログには初登場なのでご紹介します。
辰巳運河は、豊洲運河・東雲運河・東雲北運河・砂町運河が一点に集まる、例の「運河の五叉路」から南に分岐した、長さ1kmあまりの短い運河です。
第一橋である、スマートな桁橋、辰巳橋をくぐります。海側には、写真のように橋脚が遺構として、ポツンと立っているのが目を引きました。ここに臨海鉄道が走っていたとは、聞いたことがないので、旧辰巳橋?の跡でしょうか。
撮影地点のMapion地図
(今回より、地図リンクをMapionに変えてみました。)

FI2522478_1E.jpg辰巳橋を過ぎると、広々とした水路を、斜めに横切る形でかけられた斜張橋、辰巳桜橋が視界いっぱいにそびえ立っています。堂々とした造りですが、クルマは通さない人道橋で、平成8年に完成したとのこと。
私の子供のころは、斜張橋というと珍しい存在だったのですが、こうして水路をうろついていると、東京近郊の川や運河に、結構な数の斜張橋が造られているのに気づかされました。橋脚が少なくて済むからか、はたまたデザイン面から見て、塔状の構造が、シンボル的で好まれるのでしょうか。

向かって左岸の、辰巳桜橋橋詰近くには、港湾局の桟橋があり、イチョウのフラッグを掲げた、私好みの業務艇たちが憩っていました。

FI2522478_2E.jpg辰巳桜橋に隣接するかたちで、辰巳水門が設けられています。写真は海側から見たところです。
豊洲水門など、昭和30年代末~40年代に作られた、港湾局管轄下の水門は、全体の雰囲気がよく似ていて、兄弟のようですね。最近は機械室上屋に、揃って標語を書くようになったのも、それを強調しているようです。
水門のデータと写真は、「高潮から守る施設の紹介」(東京都港湾局)に掲載されています。見比べてみてください。
撮影地点のMapion地図

FI2522478_3E.jpg水路は、古城の虎口のような感じでかぎの手となり、クルマの流れが絶えない、新辰巳橋と湾岸道路、新末広橋(写真下)をくぐると、左手に12号貯木場、木材投下泊地を擁する港内に出ます。

辰巳運河を出て、港内の広い水面が目の前に広がると、早くも猛烈な風が頬を叩き、三角波で艇は翻弄され始めました。

一面にウサギの飛ぶ海を見て、不安にかられましたが、風に吹きさらされているにもかかわらず、体温がほとんど奪われない高い気温(当たり前ですが、寒がりにとって、これほどありがたいものはなし!)に勇気付けられて、スロットルを倒しました。

初夏の日差しが味方なら、スプレーを頭からかぶっても怖くありません。いざ行かん!

(18年5月1日撮影)

(『平日の東京港は』につづく)

【追記】1段目本文若干加筆しました。