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廃される水辺

FI2325385_0E.jpgふと思いついて、艇上から見た、廃船や廃墟の画像を集めてみました。
持ち主の方(がいるかどうかは解りませんが…)に、ご迷惑がかかるといけないので、場所や撮影日時は伏せますが、いずれも都内の水路です。

沈没が迫っている、上屋つきのポンツン。
水鳥が、びっくりしたような顔でこちらを見ているのが、妙に可笑しく思いました。

FI2325385_1E.jpg水面に張り出している部分が、崩壊寸前の民家。
干潮時で、露出している脚の乾いた木の色が、なにか裏寂しい雰囲気だったのが印象的でした。

ぜんぜん毛色は違うのですが、学生時代、明治時代の廃墟に惹かれて、山中の遺跡探検をしたことを、突然思い出しました。水路でも廃墟に「ひゅっ」と、吸い寄せられてしまうとは。

FI2325385_2E.jpg外艫から朽ちつつある屋形舟。

遠くから見た限りでは、廃船に見えなかったのですが、近づくと、脱落した部分が垂れ下がっていたりして、凄絶な空気が漂っていました。



FI2325385_3E.jpg護岸越しに見た廃屋。
庭にも、長い間人が入っていないのでしょう、剪定されない木が生い茂り、護岸ごと家を呑み込んでしまいそうに見えます。

東京の水辺も、親水歩道などが整備され、最近だいぶこぎれいになりましたが、こういう未整理状態の風景に出会うと、荒んだ感じはするものの、一面ホッとしてしまうのも確かです。
都会の真ん中なのに、人気の感じられない静けさが、ちょっとミスマッチで、快いせいかもしれません…。

FI2325385_4E.jpg木製クルーザー。
手を入れれば、まだ航行できそう…と思ったら、カディの窓からのぞく、ぶら下がった洗濯物干しが目に入り、全く別の用途に供されていたことが、彷彿されました。

廃墟も、廃船も、いらなくなったモノなのだから当然ですが、静かです。
水面の静けさが割と好きなので、同じ水辺にある静かなモノとして、これらに惹かれたのでしょう。

あ、水路も、通船路としてはいらなくなったモノだから、静かなんだ。
書いていて、今気づきましたよ! (ちょっと悲しいけれど…)