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樋門

FI2223537_0E.jpg昨年、新芝川を遡行したとき、見かけた小さなローラーゲートです。
こんなかわいらしい水門を見ると、艇を突っ込んで、くぐってみたいという衝動に駆られますが、残念ながら、通船できる構造ではありませんでした。

専門書をひもとくと、このように、堤防の土盛を貫通して、通水する水路のことは、樋門とか、樋管と呼称されるそうです。
水門は、堤防の一部を構成する(堤防を切断するかたちで設けられている)もののことを指すそうで、我々素人から見れば、似たようなモノながら、きちんと区別されているのですね。
トラス構造のある面を、川面の方に向けて設けられているので、新芝川に排水する水路の設備であることは、見当がつきましたが、銘板の類が見えず、名前は解りませんでした。

帰宅してから検索してみると、芝川河川改修計画のあらまし(『芝川第1調節池彩の国 見沼たんぼ』)の、流量配分図に、「毛長川排水機場」があるのが解り、位置的に見て、ゲートの背後にある建物が、排水機場と考えてよいように思えました。

このゲート自体のデザインは、シンプルで、とりたてて特徴もない外観ですが、その役割を思うと、不思議なもので、また違った愛着が湧いてくるようになりました。
土木構造物趣味?も、なかなか奥が深いです…。

(17年11月13日撮影)

【追記】川の辞典」(水のきれいな綾の川より)によりますと、「高さが2m以下のものを樋管、2m以上のものを樋門」と呼ぶとのこと。ナルホド!