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沿海部の水路探索に…

FI2162394_0E.jpg世間一般では、モーターボートに乗っている人というと、まず、釣りを目的としている、と思うらしく、実際ボートでの釣り人口は多いのですが、私はなぜか、釣りにはトンと興味が沸きませんでした。

子供のころから、海が好きでしたので、磯での魚採りや、岸壁で手釣りをするといった遊びは一通りしましたが、それもボートに乗るようになると、まったくやらなくなってしまいました。
おかげで、魚の判別は、食卓に出されるもの以外、見当もつきません。とんだ「海の男」(でもなんでもないですね…)?もあったものですね。

そんな私が、書店に入って、たまに釣りの本のコーナーをのぞくようになったのは、釣り雑誌などのガイドが、時に河川の航路情報として、使える部分(ごく一部ですが)があることに気付いてからです。

以前ご紹介した、第三海堡の項でも書きましたが、釣り人さんの執着心というのはある種見上げたもので、普通の人が、絶対に足を踏み入れない危険な場所でも、釣れるとあらば、万難を排して赴くファイトには、いつも感心していました。
今回ご紹介する「海釣りドライブマップ② 東京湾ベイエリア」は、そこまでコアではないにせよ、沿岸や沖合いの防波堤、釣り舟などで、海釣りをする人のためのガイドマップとして、作られたものです。

内容ですが、東京湾沿岸を、久里浜港から上総湊まで、29のエリアに分けて見開きの地図とし、釣れる魚の種類はもちろん、クルマで入れる岸壁か、立入禁止か否かなど、情報をこと細かに掲載しています。
本書をボート乗り諸兄にお勧めする理由は、そんなオカの情報はさて置き、沿岸の状態や、航路情報が濃厚な点です。
「×m掘り下げ済み」と、航路の水深や、沿岸に近い浅瀬の水深と名称、岸の状態(岸壁、法面、テトラポッドなど)が、詳細に掲載されているのを見て驚き、改めて、釣り人にとっては、水深の把握が重要なことがわかりました。
東京湾奥部の水路探索は、特に東部水域に浅瀬が多く、小河川に進入する際、地元の人しか知らないような澪標を探し当て、恐る恐る入らなければならないなど、初めてですと緊張させられるものです。(それがまた、楽しみでもあるのですが…。)
船舶のための図ではありませんから、澪標や、ブイまでは記載されていませんが、沿岸航行に、充分役に立つレベルの情報が書かれています。既存の海図・参考図と併せて、使われるとよろしいでしょう。

一つ難を言えば、地図の天地が方角を基調(北が上、南が下)にしておらず、岸から海を見る形で描かれているため、エリアによって方角が変わるので、慣れないと使いづらい点でしょうか。
ともあれ、私のように、GPSチャートを塔載されていない方、またミニボートオーナーの方に、特にお勧めの一冊です。

海釣りドライブマップ② 東京湾ベイエリア
B4判 中綴じ
14年5月初版(写真は17年9月5刷) 定価税込¥1,575-
発行:つり人社