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小名木川…1

FI1936533_0E.jpg帰路は、小名木川を利用して、楽しみながら戻ることにしました。
写真は、旧中川より、小名木川を隅田川方に向かって望んだところです。

ご存知の通り、小名木川は江戸の初めに、隅田川と旧江戸川を結ぶかたちで開削された水路です。
その初期には、行徳産の塩を、江戸まで安全に輸送するために、作られたと言われていますが、後に、銚子~江戸間を中心とした、大水運網が確立すると、関東物流のメインラインの一つとして、機能するようになりました。

撮影地点のYahoo地図

FI1936533_1E.jpg江戸初期の海岸線の少し内側を、舟運に便利なように作られた小名木川は、見事なまでに一直線、実に見通しがよく、走りやすい水路です。
見通しがよいのは、旧中川近くの番所橋から、左の写真に見える丸八橋(丸八通り)まで、およそ1km近く、橋が架かっていないこともあるでしょう。

なぜか、小名木川東半部は橋に乏しいのです。水運全盛時には、帆柱をたたまなければいけなくなるからと、橋を架けさせなかったといいますが、まさか現在まで、そのお達しが残っているとは、考えにくいのですが…。
途中で、泡をたてながら、勢いよく排水している水門を見つけました。どうやら、親水公園化した、仙台堀川からの排水のようです。

撮影地点のYahoo地図

FI1936533_2E.jpg人道橋である、砂島橋に来ました。この付近の向かって左岸には、警戒塗装をした、円柱の繋留設備が立ち並んでいます。

この円柱、「待避所」と書かれているのですが、岸近くには瓦礫が堆積して、とても円柱の間に、水深が確保された空間があるとは思えません。

撮影地点のYahoo地図

FI1936533_3E.jpg青いガーダーの進開橋(明治通り)が見えてきました。
同乗のBさんは、「進開橋」の語感から、「この橋、勝鬨橋みたいに開くのかね?」と言いましたが、もちろん違います(笑)。
クルマでこの橋の上を通過すると、橋の前後は非常に急な坂になっていて、江東地区がいかに土地が低いか、よくわかります。

撮影地点のYahoo地図

FI1936533_4E.jpg総武線の亀戸から分岐した、貨物線のトラス橋です。
写真左岸に広がる小名木川貨物駅や、汐見運河畔の越中島貨物駅に至る、貨物専用線を通しています。かつてはその末端は、石川島や晴海まで伸びて、水運と陸運の結節を担っていました。

広大な敷地が、びっしりと線路で埋められていた小名木川駅も、最近、本線一本を残して、すべての線路や設備が取り外され、越中島も、貨物駅としての機能は失われ、レールと整備用車輌の保管センターとなったとのことです。
(17年10月3日撮影)

(『小名木川…2』につづく)