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新利根川河口水門…3

(『新利根川河口水門…2』のつづき)
FI2618307_1E.jpg美味しいモノは最後に…ということで、閘門の周りをウロウロ。まずは上流側ゲートから。

利根川本流の閘門群(過去の記事『常陸川閘門…1』ほか参照)とよく似た、コンクリート打ちっぱなしの肌に、直線的なデザインの造作。その簡素さがまた、閘門天国(?)たる利根川下流域に近いことを思わせて、楽しくなります。



FI2618307_2E.jpgここも利根川の閘門群同様、セルフ操作。把手は3つあり、操作方法も同じのようですね。

う~ん、自分で運転してみたい…。こんど、東京近郊に閘門を新設するときは、ゼヒ「セルフ閘門」にしてほしいです! そういえば、行徳可動堰の改築計画には、閘門設備も盛り込まれている(過去の記事『行徳可動堰…の裏側』参照)そうですから、実現も遠くはないのかも、と妄想しています。

FI2618307_3E.jpgプレートの諸元を眺めていると、扉体の運転速度の項が気になりました。「低速」と「高速」があるのですね。

セルフ操作のときは、どちらの速度で動かしてくれるんだろう? 速度も自分で選択できたら、面白いでしょうね。




FI2618307_4E.jpg下流側ゲートを、何とかフレームに収めたいと、あれこれ試したのですが…ううん、どうやってもこの角度以外はムリ。

こちら側は、水門の巻上機室と一体に造られているので、何かメリ込んだような、しっくりこない形をしています。





FI2618307_5E.jpg閘室からの階段を上がったところ、管理橋の親柱に隣接して、ご覧のような箱がぽつりと。丸い窓が開いて、計器のようなものがのぞいていますが、周りに機器類が並んでいるわけでもなく、ちょっと唐突な雰囲気です。

窓の中をのぞき込んでみると、文字盤には「閘室内水位計」とあり、針は1.3mを指していました。意外と浅いのですね。


(21年1月3日撮影)

(『新利根川河口水門…4』につづく)

新利根川河口水門…2

(『新利根川河口水門…1』のつづき)
FI2618306_1E.jpg扉体裏側の構造が見せる、重厚な表情を楽しみつつ、管理橋を行ったり来たり。

構造の下端は、薄く泥をかぶっていました。ここ数ヶ月で、水門を閉鎖するような、増水があったのでしょうか。





FI2618306_2E.jpg中央径間の2段式扉体を、間近から。

スキンプレートが全面を覆った、箱造りのシェル式ゲートは、非常にかさばって見えるので、普通の扉体とはまた違った迫力です。






FI2618306_3E.jpg正面から見て、一番右の径間のプレート。

高さ7.5m、幅23.5m、扉体重量78.7t。
確か、上平井水門(1月9日からのタイトル画像参照)が、扉体1枚の幅30mでしたから、それよりはだいぶ小さいことになりますね。



FI2618306_4E.jpgさて、そろそろ閘門の方を…と思っていたら、霞ヶ浦から稲敷大橋をくぐって、こちらに向かってくるボートを発見。

ボートがぐるりと迂回してきた、水面左手に広がる海苔ヒビみたいなものは…淡水真珠養殖のためのものだとか。そういえば、近江八幡(過去の記事『西の水郷を訪ねて…8』参照)でも、同じものを見たっけ…。

FI2618306_5E.jpg水門が開放中だったので、さすがに閘門は通りませんでしたが、淡い期待をしてしまうあたり。

手前に写っているブイの列で、中央径間は前後を四角く囲われており、船艇の通航は左右の径間で行うようになっています。


(21年1月3日撮影)

(『新利根川河口水門…3』につづく)

新利根川河口水門…1

(『今年もあんば様』のつづき)
FI2618305_1E.jpgまあ、おわかりかと思いますが、水門を愛でにやって来たのです。

小公園と、テニスコート越しに見える、にょきにょきと屹立する支塔群を前に、すでに興奮気味。
ちなみにこの公園、数台分の小さな駐車場があるので、ドライブがてらの水門見学にはオススメのスポットです。
撮影地点のMapion地図

FI2618305_2E.jpg光のぐあいもあるので、管理橋(新利根川河口水門橋)を渡り、対岸から一枚。橋の名前に冠されているとおりで、新利根川河口水門と申します。

新利根川は、利根川の北に平行して、江戸時代に開鑿された新河道で、この水門は新利根川が霞ヶ浦に注ぐ、河口に設けられています。もっとも河口付近は、長年の間に干拓や埋立が進んだのか、深い湾入になっており、ここから霞ヶ浦の広い湖面を望むことはできません。

FI2618305_3E.jpg堤防を降りて、苦しいアングルながら、なんとか全体像を納めてみました。100m近い川幅を扼する姿はボリュームがあって、見ごたえ充分です。

水色の扉体を備えた3径間のうち、中央径間のみが2段式で、越流にも対応した構造になっているようですね。


FI2618305_4E.jpg上流側から。ご覧のとおり、閘門が併設されています。どちらかというと、閘門見たさに訪ねたようなところもあり…。やはり、閘門がついているといないとでは、興奮の度合いがだいぶ違います。

こちらは後ほどゆっくり、眺め回すとしましょう。



FI2618305_5E.jpg水門全体の諸元を刻んだプレート。閘門や各径間については、それぞれ別にプレートが貼ってありました。

昭和の終わりの竣工、と聞くと、まだ新しいような感覚に襲われますが、平成ももう21年…う~ん、自分もオッサンになるわけです(涙)。


(21年1月3日撮影)

(『新利根川河口水門…2』につづく)

今年もあんば様

FI2618304_1E.jpg1月3日は、恒例となったあんば様―阿波大杉神社―にお参り(『あんば様…1』ほか参照)。航行の安全と、皆様のご健勝を祈願したあと、昨年のお札を返納し、改めて新しいお札をいただきました。

例年にも増して、狭い境内は参拝者と露店で賑やか。抜けるような青空に、極彩色の拝殿が美しく映えています。
撮影地点のMapion地図

FI2618304_2E.jpg今年は初めて、坂を下った谷間にある、第二駐車場にクルマをとめたので、その奥に祀られた次郎杉に参拝することができました。鬱蒼たる杉木立に囲まれて、一見あまり目立たないのですが、近づくと幹はひときわ太く、やはりどっしりとした存在感のあるご神木でした。

訪れるたびに、何か舟運時代を匂わす石碑でもないかしらと、境内をウロウロしているのですが、今のところ見つかっていません。今度は昇殿参拝でもして、宮司さんにお話をうかがってみようかしら。

FI2618304_3E.jpg境内の露店で、コルク銃の射的屋さんがあったので、懐かしさに駆られてつい挑戦。子供のころは、射的は得意だったけれど、腕は衰えていないかな…。

狙いはたがわず、みごと全弾命中だったのですが、残念なことに獲物を棚から落とすことはできなかったので、景品はもらえませんでした(涙)。


FI2618304_4E.jpg参拝のあとに訪れたのは、冬枯れの葦原の向こうに広がる、胸のすくような水郷風景のこちら。ええ、また水郷です。

右へと視線を転じると…。




FI2618304_5E.jpgカーブミラーが…ではなくて、その中にご注目くだされ。

もうおわかりかと思いますが、ここは以前から狙っていた、ちょっとしたお楽しみスポット。風は少しあるものの、穏やかな上天気とあって、心おきなく堪能できそうです。



(21年1月3日撮影)

(『新利根川河口水門…1』につづく)

古川をほんの少し歩く…2

(『古川をほんの少し歩く…1』のつづき)
FI2618303_1E.jpgテラスの柵から身を乗り出して、下流側を見たところ。

このあたりはゆるやかな屈曲区間なので、すぐそばに架かる小山橋のほかは、特に目につくものはなし。
すぐ対岸の建物は、町工場のようでした。この土地にも、舟運と密接に関わった工業地帯だった時代が、あったのでしょうか。

FI2618303_2E.jpg小山橋が気になったので、ちょっと見に行ってみよう…。

高欄というかガードレールというか、外側に向けて反りかえった青い柵が、独特の雰囲気をかもし出しています。
撮影地点のMapion地図



FI2618303_3E.jpg小山橋の上から上流側の眺め。奥でか細い陽に照らされているのが、先ほど通った二の橋、右が親水テラスです。

このあたりは、水面下に基礎護岸の張り出しも無いようなので、水深さえあれば、テラスに接岸もできそうですね。



FI2618303_4E.jpgさらに歩いて、一の橋から下流側の風景。う~ん、この曲がりっぷりはなかなか…。都心の河川では珍しい、90度を超える急カーブに、古風な石垣護岸と来ては、かなり萌えてしまいます。左の護岸上には、噴水とライトアップの設備があるのですね。

この近くにある麻布十番、子供のころはよく遊びに来たのですが、「川の地図辞典」(菅原健二著)によれば、江戸時代、舟航の便のために古川の掘り下げをした際、工事区間を一番から十番まで区分けして行った、その名残りの地名なんだそうです。

FI2618303_5E.jpg上の写真にも写っている、木造風にあつらえた人道橋の上から、下流側を望んで。昔は、このあたりまで舟が遡ってきたと思うと、古川再挑戦の思いが、むくむくと頭をもたげてきました。

二の橋とまではいかなくとも、せめて前回より上流…金杉橋より先に、艇を進めてみたいものですねえ…。
撮影地点のMapion地図


(21年1月1日撮影)

(この項おわり)