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今井水門を眺める

(『旧江戸川の工事』のつづき)
FI2618225_1E.jpg新中川の合流点まで来て、旧江戸川を道なり…いや、川なりに曲がらず、直進して新中川へ。写真は、建設中の新しい瑞穂大橋の橋脚です。

エドルネさんのブログ「エドルネ日記」に掲載されていた、「身近な川の風景~瑞穂大橋の工事その1」以下のシリーズで拝見して、一度近くで見ておきたいと思っていたのです。
一見、橋脚以外の工事は、進んでいないように見えますが、堤防の向こうでは、橋台や取り付け道路の建設が、日々進められているのでしょう。

FI2618225_2E.jpg真新しい橋脚のすぐ上流側には、新中川を守る防潮水門、今井水門があります。赤い扉体の時代から、すでに何度か紹介していますが、今回は少し、違った角度から、じっくり眺めてみたくなりました。

スロットルを引いて減速しつつ、架け替えが迫る、現在の瑞穂大橋をすかして、チラ見。この橋の上は、絶好の水門観賞スポットでしょう。愛好家の皆さん、架け替えられる前にぜひお訪ねあれ。

FI2618225_3E.jpg西側を見たところ。都内最多を誇る(?)青い7枚の扉体が、低い秋の陽を浴びて輝いています。

こうして眺めていると、青い水門もなかなかいいなあ…と、赤水門原理主義(笑)に早くもぐらつきが…。




FI2618225_4E.jpg3番の扉体をくぐって、今度は逆に、水門をすかして瑞穂大橋をチラ見。

扉体の表面、こうして間近で見ると、なかなかきれいですね。まだ塗り替えてから、間がないのでしょうか。



FI2618225_5E.jpg上流側の表情も。扉体が多いだけに、構造があらわになっているこちら側の眺めは、重厚かつメカニカルです。

ここを通るときは、下航船と行き合うことが多いのですが、この日は珍しく船影なし、静かな水門の表情を、楽しむことができました。
撮影地点のMapion地図


(20年10月12日撮影)

(『明和橋を眺める』につづく)
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旧江戸川の工事

(『10月12日の荒川湾岸橋』のつづき)
FI2618224_1E.jpgあてもなく…とは言うものの、午後の出港とあって、訪ねられる水路は限られています。2、3見てみたかったものもあり、左へ舵を切って三枚洲の水路を抜け、ふらりと旧江戸川へ。

浦安のあたりまで遡上してくると、東岸沿いに何本か、クレーンのブームが林立しているのが目につきました。工事でしょうか。

FI2618224_2E.jpgクレーン船二隻がもやう岸寄りに、台船に載せられた杭打ち機がいるところを見ると、護岸の工事のようですね。

都内でよく見られるような、在来のコンクリート堤防の前に、新たな護岸を築くのでしょうか。



FI2618224_3E.jpg少し上流には、いま一隻の杭打ち機を載せた台船が。

こちらには、小型曳船が接舷しています。近づいてみましょう。
撮影地点のMapion地図



FI2618224_4E.jpgええと、これは…。「さんご3号」でいいんですよね? 「ごんさ」ではないですね。

なりの割には、大きなウインチを備えているところを見ると、台船のアンカリング作業を担当する、揚錨船でしょうか。小さな働き者といった風情です。

FI2618224_5E.jpg妙見島を過ぎたところでエンジンを止め、釣り船が憩う、静かな船溜の風景を楽しんでいたら、満ちてくる潮の流速に押されて、艇はかなりの速さで遡上してゆきます。

潮に押されて音もなく、ぐいぐいと遡上する艇の様子が楽しめるのは、岸を間近に見られる川ならでは。対景に乏しい海の上では、例え速い潮流に乗ろうとも、進んでいる実感は、こう簡単には得られないでしょう。


(20年10月12日撮影)

(『今井水門を眺める』につづく)

10月12日の荒川湾岸橋

FI2618223_1E.jpg秋も深まり、河上に出ると、風の冷たさが身に沁みる気候になってきました。寒がりの私にとっては、ツラい季節の到来…。ことに今年は、天候が不安定だったこともあり、晴天に恵まれた休日は貴重に感じられ、遅い時間の出港ながら、これといったあてもなく、近場を徘徊してきました。

とりあえず、と言っては語弊がありますが、過去の記事「荒川湾岸橋づくし」でも触れたように、改心してアツい目線を注いでみることにした、荒川河口の橋梁群のスナップから、お目汚しまで。
中央径間から橋脚1本西側を通過、上路式の壮大なトラス構造は、いつ見ても背中がゾクゾクします。

FI2618223_2E.jpg最下流に位置する、京葉線・荒川放水路橋梁の裏側には、電路らしき矩形の樋が、這わせてあるのが見えますね。

トラスの中からグネッと這い出てきて、ランガーの背面に登ってゆくあたり、何か生き物じみていて、蛇のようです。海側から見た、橋の外観を損ねないようにするとともに、本船の通る桁下高を確保するのに、苦心したさまがうかがえるようです。

FI2618223_3E.jpgこの日の日中の干潮は、9時15分。通過時は潮が満ちてゆく時間帯で、遡上する流れに抗しつつ振り返ると、ゼブラ塗装を施した、河口側にある保護工の上に、カモメ(?)さんたちがズラリ…。

海風に吹かれながら、秋の穏やかな陽射しを浴びて、気持ちよさそうです。

FI2618223_4E.jpgこの角度から見ると、構造の天地方向が強調されて見え、これまたカッコよし。

まだ昼過ぎ…と思っていたら、秋の日はつるべ落とし、という言葉のごとく、すでに陽は傾いていて、ディテールがだいぶつぶれた写真になってしまいました。


FI2618223_5E.jpg澄んだ穏やかな水面に、流れるうろこ雲と、秋らしい水路風景が撮れたような。(それほどでもないか)

初めてこの橋を自艇でくぐってから、もう15年ほどたちますが、昨今変化の激しい、東京の臨海部の風景の中で、あまり変わらずにその威容を誇っていてくれるのは、本当に嬉しいことです。
撮影地点のMapion地図


(20年10月12日撮影)

(『旧江戸川の工事』につづく)

東雲運河の貯木場跡

(『有明埠頭をめぐる…4』のつづき)
FI2618222_1E.jpg東雲運河に入ってから、有明側、背割堤の向こうに広がる、貯木場跡の水面が未紹介だったなあと、ちょっと寄り道してみることに。

ここ、浅いとか、特に危険があるわけではないのですが、入るのはなんとなくためらわれる場所です。そのわけは以下に…。

FI2618222_2E.jpg3ヵ所ある開口部の一つ、西側のそれから進入。緑豊かな背割堤を断面(?)方向から眺めると、まるで漫画の無人島のよう。

ゆるい法面の石組み護岸に囲まれ、背中に森を頂いたのどかな雰囲気で、これがかつて、東京港の外郭線に造られた防波堤だったと言われても、普通の人にはちょっと信じがたい眺めでしょう。

FI2618222_3E.jpgで、入ってみると…、う~ん、やっぱり釣りの最中でしたか。
手前の屋形船には、トップの展望デッキに釣り人さんが鈴なり、奥にはもう1隻、釣り船もいますね。

結構な通航量のある東雲運河からは、背割堤で守られて引き波の憂いもなく、木々も生い茂ってロケーションもまずまずとくれば、釣り人さんも放っておかないのはわかります。

FI2618222_4E.jpgまあ、そんなわけでして、こちらの水面を通しで走ったことは、いまだにありません。

今フト思ったのですが、この背割堤の上、桜の木を植えたら、絶好のお花見スポットになるのではないでしょうか。
お弁当にさくらんぼを入れてきて、食べた後に種をまいたら、いずれ桜が生えて来るかしら(笑)。
撮影地点のMapion地図


(20年9月28日撮影)

9月28日の項の参考文献
世界の艦船 2008年10月号 海人社

(この項おわり)

有明埠頭をめぐる…4

(『有明埠頭をめぐる…3』のつづき)
FI2618221_1E.jpgこちら側の接岸船は、ご覧のグリーン塗装の本船、1隻のみ。休日の港湾部はひっそりとしていて、かたわらのクレーンも当然ながら沈黙しており、いま一つ見どころに欠けるところがあります。

最近、平日の運河の賑わいを味わってきたばかりなので、生意気なことを言ってしまいました。スミマセン。

FI2618221_2E.jpgあいにくの天気に、クレーン君も心なしか、うなだれているように見えて…。塗装がグレーであるのも、沈んだ雰囲気を助長しているように思えました。

水門や煙突に限らず、こういった巨大構造物は、やはり赤など、派手な塗装に限りますね。



FI2618221_3E.jpg10号地その1の最奥部は、おなじみ東京ビッグサイト。

見本市などをのぞきに、年に何回かは訪れるのですが…、そういえば、水上バスでは一度も来たことがありません。
今度は帰り道くらい、短い船旅を楽しんでみたいものです。


FI2618221_4E.jpgビッグサイトの桟橋をアップで。

立派な屋根つきのポンツン桟橋ですが、寄港する便はあまり多くなく(東京都観光汽船東京ビッグサイト着発便時刻表)、閑散としているのがちょっと寂しいですね。


FI2618221_5E.jpg有明埠頭橋の見える、丁字流まで戻ってきました。本日はこれにて帰港することにしましょう。

有明周辺の収穫はいま一つでしたが、浮きドック群や「雲取」に会えて、興奮のひとときを過ごせたのは何よりでした。
撮影地点のMapion地図


(20年9月28日撮影)

(『東雲運河の貯木場跡』につづく)