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春海運河スペクタクル…1

(『新河岸川再訪…10』のつづき)
FI2618142_1E.jpg新河岸川を楽しんだあとは、荒川・隅田川を下って、隅田川派川から春海運河に入りました。

春海運河は、今までも何度か、断片的に紹介していますが…、この写真を撮った地点が、隅田川派川との境界線で、いわば最上流部になります。佃、越中島、豊洲に囲まれた三角形の水面の、南東側のほぼ半分は、春海運河の水域なのです。
撮影地点のMapion地図

FI2618142_2E.jpg春海橋の架かる狭窄部を通って、晴海・豊洲両埠頭の間の水面へ。ぜひ見てみたいものがあるのです。

写真は、廃線跡のお好きな向きには定番物件である、東京都専用線・晴海線の晴海橋梁。街中の廃線跡としてつとに有名ですが、周囲の再開発が進んだ今では、以前にも増して、その「取り残され感」が強くなったようですね。



FI2618142_3E.jpgおだやかな水面に浮かぶ、晴海大橋の向こうに、本日の見たいもの物件、その①が見えてきました。

さてさて、どんな具合でしょう、楽しみです。


FI2618142_4E.jpgそう、建設中の豊洲大橋です。写真は豊洲側の橋桁。

環状第2号線 豊洲大橋整備事業」(東京都第五建設事務所)によると、全長は550m、橋桁は山口、広島、兵庫県で組み立てられ、はるばる運ばれてきたとのこと。
この1径間が、巨大な台船に載せられて、海上はるか数百浬を運ばれてきたというだけで、もうなんだか、血沸き肉躍るものが。

FI2618142_5E.jpg晴海側は、すでに2径間が架設済みですね。ラーメン構造の、三角形の橋脚部分がアクセントになっていて、並行する晴海大橋と区別する意味でも、良いデザインといえそうです。

さて…、架設途中ということは、橋の断面を観察できる、滅多にないチャンス!
はやる気持ちを抑えつつ、スロットルをわずかに倒し、微速前進!
撮影地点のMapion地図


(20年7月20日撮影)

(『春海運河スペクタクル…2』につづく)
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新河岸川再訪…10

(『新河岸川再訪…9』のつづき)
というわけで、以下は帰路のスナップです。

FI2618141_1E.jpgスマートな高圧線鉄塔。よく見ると、型鋼ではなく、パイプで組んであるのですね。形も昔と違って、イカっぽく(?)ありません。
このあたり詳しくないので、その道の専門家の本を読んで、勉強しなければ…。






FI2618141_2E.jpg背高ノッポを、今一つ。…フタをされた煙突というのは、初めて見ました。

それとも、単に先端部分が金属で補強されている、というだけなのでしょうか。






FI2618141_3E.jpg今回の航行では、実に多くの鴨さん一家に出会いました。新河岸川可航区間約9kmのうち、5~6組は下りませんでしたから、結構な鴨密度(笑)です。

おっと、気づくのが遅かったせいか、鴨さん一家を引き波にさらしてしまいました。3~4ktの速度とは言え、小さな雛たちにとっては、恐ろしい大波です。次からは気をつけるね…。

FI2618141_4E.jpg荒川知水資料館の近くで、ノンビリ泳いでいた鴨さん親子。前方に神経を集中して、速度は充分落したので、今度は大丈夫。

スロットルをしぼり、エンジンの回転を落すと、ピヨピヨという、雛の可愛らしい鳴き声が聞こえてきました。最初は親鳥を中心に、広い範囲に散らばっていた雛たちですが…。

FI2618141_5E.jpg我が艇の接近を認めるや、親鳥がガアガアと警報を発すると、雛たちはたちまち密集陣形を取り、一散に泳ぎ去ってゆきます。

ポヤポヤな雛たちの、可愛らしい姿に惹かれながらも、親鳥の見事な統率ぶりに、人に勝るとも劣らない、母親の愛情を感じた私でありました…。


(20年7月20日撮影)

(『春海運河スペクタクル…1』につづく)

新河岸川再訪…9

(『新河岸川再訪…8』のつづき)
FI2618140_1E.jpg笹目橋の下をくぐっていると、ひとつ発見が。
一般道(大宮バイパス)の上流側の橋、東京方の橋台に、人道らしい通路が開けてあるのですが、ご覧のとおり、護岸(壁?)で塞がれてしまっていました。

恐らく、首都高の橋が、一般道のそれより後に架けられた際、何らかの理由で塞がれてしまったものと思われます。


FI2618140_2E.jpg笹目橋をくぐって、下流側を見たところ。

写真では、ちょっとわかりにくいですが、橋の直下の水面は、なぜか盛大に波が立っていました。
落差があるのか、穴でも開いているのか…。それとも、コンクリ塊でも沈んでいるのでしょうか?

FI2618140_3E.jpg上流側の様子です。荒川の土手と再び接して、視界に緑が多くなりました。

もう少し進んでみましょう。




FI2618140_4E.jpg土手には、またも看板が。「適正化区域の指定」と題して、繋留船舶の撤去を呼びかけ、応じない場合の罰則として、過料や氏名などの公表を行う旨の、厳しい内容です。

下の地図に書かれた指定水域は、隅田川合流点から、現在地である笹目橋上流まで…すなわち、可航域全てが対象になるのですね。

FI2618140_5E.jpg左手に、白子川の合流点が見え、正面に芝宮橋を望むここが、今回の折り返し地点。昔の河道の名残でしょうか、埼玉県と東京都の境界が、複雑に入り組んでいる場所でもあります。

ご覧のとおり、芝宮橋の下流で鋼矢板の護岸が途切れ、河道はグッと狭まって、今までと違った雰囲気となるあたりが、可航域の終点。もうちょっと行けそうだったのですが、水深が怪しくなってきたこともあり、ここで転回することにしました。
撮影地点のMapion地図


(20年7月20日撮影)

(『新河岸川再訪…10』につづく)

新河岸川再訪…8

(『新河岸川再訪…7』のつづき)
FI2618139_1E.jpg芝原橋のすぐ上流側にあった、樋門…というより、排水口でしょうか。格子を通して出てくる水の上から、さらに水のシャワーをかけているのが変わっています。

この向こうは、新河岸水再生センターですので、出てくるのは恐らく、処理水なのでしょう。水の落し口にシャワー付きとあっては、新鮮な空気が水に含まれて、魚も寄ってくるという寸法なのでしょうか、釣り人さんが熱心に糸をたれていました。

FI2618139_2E.jpg河道はゆるやかなカーブを描き、徐々に荒川に近づいてゆく形です。水再生センターの前を過ぎたあたりで、新早瀬橋をくぐります。

ローゼ系の、下路式の橋が多かったので、桁橋というだけで、何だか手を抜かれたような(?)気持ちになりました。


FI2618139_3E.jpgこの看板も、「舟渡大橋の上流は閉鎖」のもの同様、途中で何ヶ所か見かけたものです。

荒川や芝川など、近場の川は、結構な数の繋留船や、私設の桟橋が見られるというのに、新河岸川に限って、一隻も見られないわけが、わかったような気がしました。


FI2618139_4E.jpgこの樋門、飾り気はまったくありませんが、二門の寸法が異なっていて、さらに手前には、管理橋ならぬ、ささやかな歩み板が渡してあるあたり、簡素な中にも面白味があります。

きっと、近所の子供たちが、おっかなびっくり渡ったりするのでしょうね。


FI2618139_5E.jpg単純明快な中路式の鈑桁橋、早瀬人道橋をくぐると、ゴールは間近。

この向こうに見えるのは、大宮バイパスと首都高池袋線が渡る、笹目橋です。
撮影地点のMapion地図


(20年7月20日撮影)

(『新河岸川再訪…9』につづく)

新河岸川再訪…7

(『新河岸川再訪…6』のつづき)
FI2618138_1E.jpg徳丸橋に近づくと…むむ、団地の向こうに見え隠れする、薄緑の太鼓腹は…。

新河岸川、意外と見どころに事欠きません。




FI2618138_2E.jpg徳丸橋の手前、南岸には、2径間の樋門が。
小さななりの割には、天端に背の高い水銀灯が、2本も付いているという豪華版。昼間はご覧のとおり地味ですが、夜は照明されて、光り輝くのでしょうか。

Google航空写真で見ると、この樋門の向こうには、緑道か親水公園のようなものが、台地の縁まで屈曲しながら延びており、南へたどってゆくと、途中には「六の橋」という地名も見えます。どうやら、暗渠化された川のようですね。

FI2618138_3E.jpg川面を圧倒するように鎮座する、大きなガスタンク。正式には、「東京ガス板橋整圧所」と称するそうです。

つるつる頭に夏の陽が反射して、ガスタンクも暑そうですね。これもいずれ、青空と雲とか、近所のお子さんが描いた絵などで、飾られる日が来るのでしょうか?


FI2618138_4E.jpgガスタンク群の上流側には、橋脚一本だけでシンプルに、太いパイプが渡してありました。ガス管なのでしょう。
トラスで補強もされておらず、パイプの上に管理通路も設けられていない、実用一点張りです。

厳重にガードされた橋脚の周りでは、水が音を立てて渦を巻き、流速の速さを物語っていました。


FI2618138_5E.jpg7本目の下路式アーチ(ローゼ)橋、芝原橋。

こうして眺めていると、下路式の橋は、いずれも竣工年が新しそうなものばかりです。橋としての存在感、渡ったときの面白さなど、上路式にはない長所が、近年評価されてきたということなのでしょう。
撮影地点のMapion地図


(20年7月20日撮影)

(『新河岸川再訪…8』につづく)